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壁

作者: 真島とも
掲載日:2026/10/08

絶望、それは夢を追いかけるときに必ず訪れる大きな壁。

人はそれにぶつかった時、ただただその高さに、分厚さに、光を失って立ち止まる。


ある人はその壁に何度もぶつかり、攻略する。


ある人はその壁で諦めて、立ち去る。


あるいは他の道に行こうと壁にぶつかる。


成功した人は壁を攻略した人。


失敗、あるいは達成できなかった人は壁を攻略出来なかった人。


自分は今、後者にある。


目の前の壁から逃げ続ける臆病者。夢や理想を何一つ叶えられない弱者。


その壁壁にぶつかる度に諦める。


攻略したかと思えば新たな壁が塞がる。


目の前は巨大な壁、引けば転落し、その壁はより高くなる。


他の人の攻略を参考にと見学するも、いざ自分がやると失敗に終わる。


最悪の場合、さらに下に落ちる。何度も何度も落ちた人は、もはや自分には越えられないと諦める。


完全に諦めた人もいる。完全に諦めた人の壁は、全て崩れている。


それは超えやすいような崩れではなく、自分が下敷きに潰されている。


つまり死。


人が死んだ時、その壁も役目を果たし崩れ落ちる。だが生きている限り、壁は永遠に続く。


大抵の人間は、攻略途中でもがく。


今の自分は、転落、また転落と落ちていく。上から落ちても死にはしない。


だがダメージはでかい。落ちた時、攻略出来る体力は残っていない。時間が経つ度に体力は減っていく。


夢を掴むための攻略の仕方を分からない。


俺は、もう一度転落した。何度も何度も何度も転落し、諦めかけている。


全てから諦めかけている。気力もあまり残っていない。


死んだならどれだけマシなのだろうと考えたこともある。他人の崩れた壁を見る度に思えてくる。


壁を攻略できた人を羨ましく思う。壁の無い人生がどれだけの光なのだろうか。


自分の壁は果てしなく高い。つまりそれだけ自分の夢が大きい。


だけどその壁を攻略するには無謀と言えるほどの挑戦。

攻略する度に周りからあらゆる妨害を食らう。


だが攻略できた時、それはどれだけの快感なのだろう。どれだけの達成感を得られるのだろう。


自分はそれを知りたいから壁を登る。


崩れていない人達はみんな同じ思いなのだろう。


そんな自分は周りと話し合いながら壁を登る。


時に転落もするが、あと少しで届きそうな光がある。


だが再び転落する。


それでも諦めない。


壁を攻略するまでは

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