40/63
6月の大雨
大雨の日、瑠璃子が、部屋の中から、窓越しに、雨の降っている様子を見ていると...
瑠璃子の部屋にて。
「雨強いね...」
6月に入り、この時期としては非常に強い雨が降っていた。
瑠璃子は、立ったまま、部屋の中から、窓越しに、雨の降っている様子を見ていた。
今の瑠璃子は、半袖シャツに、ミニスカート姿だ。
入口の扉は開けたままになっていた。
すると、みいかが入ってきた。
今のみいかは、半袖シャツに短いパンツ姿だ。
「お姉ちゃん、パンティー見せて!」
「!?」
瑠璃子の視界には、窓越しの雨だけでなく、宙を舞うスカートも映っていた。
瑠璃子は、リボンが薄い黄緑の白の綿パンティーを穿いていた。
この間、瑠璃子の部屋では、窓の外から見える雨や雷の音だけが聞こえていた。
その後も、雨は降り続いた。
(終わり)