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いふ☆いふ 〜先輩は魔法使い〜  作者: 岩流佐令
5月 体育祭&家庭訪問
41/59

タイトル未定2024/10/07 21:03

「うん……あれ?」


「気がついた?」


「うわっ。何で伊巫さんいるんですか。あれ、体育倉庫は? ボンテージは、着ぐるみは」


「それがちょっと筆者が胃腸炎を軽めに再発しちゃって、今日は急遽番外的なやつなのよ」


「えーまたですか。またタイトル未定ですか。ちなみにここまた部室ですね? 俺は椅子に座ってる」


「そ。前回は犬耳犬尻尾設定なのに椅子に座れるのおかしくない? て築いた今回は、私アナ○○○○装着なので四つん這いでへっヘヘッへしながら喋ったりという方向で」


「まあ今回も例によって例の如く誤字多発、と。あと文章少しおかしいですえn」


「そう。頭の中で考えてそのまま言ってるから、日本語おかしくなってルカン字でごめんじぇ」


「伊巫先輩。今回は何をするつもりですか?」


「実はね。反省会をしようと思うですので」


「はあ。反省会。確かに、体育祭編めちゃくちゃテンポ悪いですからね。これからどうなるか知らんですけど」


「まああと二3話で終わらせる。ちょっと長く取りすぎた。さっさと行こう、さっさと」


「そっすよんw。着ぐるみとか蓑路とかの下り、たぶん要らないですよね。無駄ですよ、無駄」


「まあね。展開は考えているんだけど、それを繋げる能力が無いのよ。接着下手」


「これからどうなるんでしょうね。なんか章設定で4月とか5月とかやってまづけど」


「ね。じゃあ6月7月あるのかって感じよね。絶対に考えていないのに。どこまで続けるんでhそう」


「まあ今はほぼほぼガス欠で走っているような感じですから。もうそろJ○Fが来ますよ。レッカーで運ばれます、この物語の終焉です」


「だったらいいけど。夏休みでタイムスリップしたいらしいわ」


「えーまたなんか壮大っぽいの考えてるんですか。やめてくださいよ、筆者にそんなの書ける能力ありませんtr。今でも【みじめ】とプリティサイダー涼で一杯一杯なのに」


「ね。なんでそんなことするんだろうね。誰も読んでないのに。自分に鞭打つの。Mなのかな」


「はあ知りません」


「ちなみに私こと伊巫杏子はMです」


「ああー言っちゃった言っちゃった。例によって例の如く言っちゃいましたね。伊巫先輩。前回は俺のこと好き発言、今回は自分マゾ発言ですか?」


「うん。で、お前こと藤見はS.サド」


「えーそうなんですか。だから媚薬回でも、なんか色々言ってたんですね。馬鹿野郎とかこの野郎みたいな」


「そうそう。あたしの怪我の脚ぶってたもんね」


「鬼畜ですね」


「あなたよ。あと、それの反省会もしましょう」


「どれの? 全裸イヌ耳イヌ尻尾(アナ○○○○挿入)伊巫わん先輩」


「その()←これやめましょうよ。いっときくせになってたみたいね。()やるの、しばらく禁止。怠慢よ」


「わかった」


「ほんとうは、私が婬語で罵倒する展開だったみたい。それも、ノリノリで」


「はあ。どっちでもいいです」


「でもおっぱい触られて泣いてる奴がそれってどうなの? ってことで、急遽書き換えた。結果、クソつまらんグダグダになってしまったの」


「そもそも全てにおいてクソつまらんグダグダですけどね。で、その当初の予定というのはそんな感じだったんですか?」


「こんな感じ。以下媚薬編没案。幾太くんの手の匂いハアハア」


「うwsどうしたんですあk伊巫先輩!?」


「うんチャラかんちゃら。なんかここらへんのセリフを考えていた筈なんだけど忘れたからカット。

 幾太くぅんすごくいい匂い。ラフレシアみたい」


「それって褒めてないよね!? めっちゃ臭いって意味だよね!? つか、え? に、臭いする?」


 お、おかしいなー?

 ちゃんとファ○ったつもりなんだけどなー?


「ファ○リーズ……」


「え?」


「ファ○リーズ……」


「……え?」


「おな」


「おおおおおおおおお!? おなーか、が!

 お腹が! お腹があ空いたんですよ!

 アッハッハお腹空いたから自分の部屋にファ○撒いたんですね、芳醇な香りで空腹を紛らわしたんでしたそうでしたアハハハハ!」


 伊巫さんは依然として俺の指の間を嗅いでいる。

 みたいな地の文が入る予定だった。


「──要は指の間の匂いかいで、おれのG的行為を当てるような展開だったと?」


「なんかそんな感じだった気がする。あんまよく覚えてないけど」


「ちょっとしっかりしてくださいよー」


「まあ、こんな感じで攻め攻めノリノリだったのよ私こと伊巫。淫語で罵倒のほうは、あんましセリフ考えてなかったけど」


「いいですよそんなの考えなくて」


「まあたぶん、あらち○○おったててやがんのこのド変態が、とか、この豚! とか、ほうらお前みたいなクズにはお仕置きよこれをお舐めなさい、みたいな? セリフ?

 ごめんなさいちょっと良くわかんない。ちゃんと勉強してないから。こんどちゃんと勉強するね藤見くんの為に」


「いいですいりません」


「あとなんかメモにこんなこと書いてあった。全く忘れてたんだけど。とりあえずもったいないし字数稼ぎも兼ねて載せとくね」


「まだあるんですか」


「幾太くぅん聞いてくれる? 私ずっと精水と精製水を間違えてたの。【みじめ】の35匹目で『スライム精水』って書いちゃってたの。今はもう修正したけど。すっごく恥ずかしかったわ。……なんなの、スライム精水って。なんか新しい官能小説書けそう。いつか書いてみるね、幾太くんのために……」


「まぁたそんな無責任なこと言って伊巫さん! もうやめてくださいよ新たなノルマ増やすのは! こっちはみじめとプリティサイダーと魔逐ルートとこれで手一杯なんですよ! あとまたなんか変な短編二、三個書きたいらしいし! ウチに新しい子増やす余力はありません元あった場所に返して来なさい!」


「ちぇーけちー」


「ケチじゃないッ」


「いいもん。じゃあわたしだけを愛してねぇー?」


「ぐわあそんなキュートな笑顔で見つめないでくださいぐぶふぅ」


「えへへー」


「グフッ」


「わんわん」


 伊巫さんが俺の膝の上でとてもキュートに見上げている。

 ……みたいな地の文?


「まあこれももち没ね」


「でしょうね」


「あと、この後私こと伊巫がおねだりする展開もあったみたい」


「と、言いますと?」


「あたしにも藤見くんの精水ちょうだい?」


「ぐぶふうーめっちゃ可愛いしぬ」


「みたいな」


「それ意味わかって言ってます?」


「うーんあんましわかってなかった。やべえかな年齢制限入るかしら?」


「まあ大丈夫でしょう、ビジュアル的には何もやってませんですし。俺たちめっちゃピュア。たぶん最終回まで全くなんの一線も越えない感じです」


「でしょうね」


「あと伊巫sn結局、ジョーショーなんですか?」


「なんなのその言い方。普通にしょj」


「待ってください。そこまで明言したらなんかやばい気がするので」


「慎重ねー」


「で、ピュアなんですかね。なんか俺のエクストリーム棒を携帯と間違えてましたけど。ナニとかエクストリーム・スタンディングオベーションとか知っtrんですかね?」


「まあ格好いい言い方。クソだっさ」


「どっち?」


「そこら辺も、家庭訪問編でお母さんが教えてくれるわ」


「はー。教えてくれるんですか」


「さらにメモ発掘。これは25話の最初に書いたやつね。なんか気に入らなかったから捨てたのね忘れてたわ。以下その文」



 ■



 縄痕。体育館、一昨日、マキビシダイブの時の。

 男・理布に縛られ、連れられ、吊り下げられた行為、魔女の裁判、変革の罪、清算、その代償。

 その痕跡が──今、伊巫さんの胸に。

 みぞおちに。

 鎖骨に。

 肩に。

 首に。

 二の腕に。

 前腕に。

 手首に。


「伊巫……さん、」


 ──付いていた。まざまざと。

 ──刻み、込まれていた。


「……」


 女はまだ黙っている。その目つきは野獣の眼だ。

 今、彼女の姿は半裸と言ってもいい。下は制服スカート装備。下半身は問題ない。が、上半身はたった今俺の腕でもがいて、ブレザーと、白い長袖Yシャツを脱いだばかりだ。その内側の黒いスポブラが正々堂々、露わになる。

 伊巫さん。彼女の身体だった。

 縄痕は赤々と、その白い肌に纏わりついていた。絡む注連縄の如く丈夫で堅殻な螺旋、這い上がるうねり、伝い昇るような、禍々しい蛇の道。

 赤い。限りなく赤い。肌の白さがよりその色味を強調させる。人間・縄文土器。ただし、その表面は今まさに動いていて、生きている。……

 そして、その顔も未だ赤く染まったままだった。


「……伊巫先輩。帰りましょうよ、ほら……」


 何言ってんだ、俺。もっと言うべきことがあるじゃないか。大丈夫ですか、とか、痕残っちゃってますね可哀想に、とか。ちょっと適切なのがあまり思いつかないけど、でももっとマシな台詞があったハズだ。『帰りましょう』なんて、ただ自分が帰りたいだけじゃないか。自分が、俺が、現実から目を逸らしたいだけじゃないか。

 ああ、どうすればいい? あまりの光景に思考が追っつかない、停止している。

 ただ、哀れだった。その女の子が──目の前のたった高校二年生の女子が、その胸に残した傷痕。あまりにも理不尽な惨状。脚の包帯だけでも痛々しいのに、さらに視覚的に強烈なインパクトが、伊巫さんの上体には漂っていた。

 痛い。見てるこっちが痛い、生々しい皮膚のスタンプ。消えない朱肉で押されたような。それがあたら若い肉肌に、巻き付くように。


「……」


 が、彼女は揺るがなかった。依然としてテーブルにしがみつき、意地でも動かない様相である。何をそんなに主張したいのか? 何が彼女をそこまで執着させるのか? わからない。……


「伊巫さん……ほら。け、怪我だってまだ残ってるじゃないですか。今日はお休みです。……一緒に、帰りましょうよ……ね……」


 俺はふらふらと彼女へと歩み寄る。正直、怖い。傷痕もそうだし、何よりそれに彩られる女の気魄、猛獣の様な拒絶メッセージに恐れ慄いていた。

 でも、だからこそ、彼女を運ばなくてはいけない気がした。このまま放っておくと、この人はどうなるかわからない。顔が赤くて、呼吸が荒くて、パニックになっているようだ。だからそれを落ち着かせないことには、何も始まりそうもなかった。

 まずは、落ち着かせよう。伊巫さんも混乱してるんだ。一旦冷静にさせよう。


「ほうら伊巫さん、チッチッチッチッ」


 ガブッ。


「いぎゃァああああああああああッ!?」


 ガブっていった! ガブってッ。

 ええ!? コイツ(伊巫さん)噛みやがった!

 い、痛えええええええええええええ!


「てめー何しやがんだこんにゃろう!」


 バシッ。

 猛獣の頭をチョップする。と、その口──俺の左手を噛んでいた彼女の口が離れた。

 と、とんだ狂犬だ。

 いや俺も、チョップは反射的だったけど割と手加減はした。が、コイツは違う。本気だ。全力で噛んだ。指から血が出ている。左手の中指の第一関節辺りと薬指の先端から、ジクジクと鮮血が溢れ出ている。甲側はギリギリ爪で防がれ、免れたらしいが、それでもジンジンと引き裂かれるように痛い。

 ……俺は心が狭いのかもしれない。でも、ここまでやられたら、普通誰だって怒るに違いない。本当にとばっちりだ。勘弁してくれ。ふざけんな。許されることと許されないことの区別すら付かんのか? お前はそこまで獣とおんなじなのか? 人として大丈夫か? そんなのは、犬と一緒だ。……痛え、こんちくしょう。

 これはお前の所為でもある。俺はさっき冷静になろうとしたし、お前の縄痕見て可哀想だとも思った。が、結果的にお前がまた火をつけたんだな。人が優しくしようとした途端、だ。もう許さん。徹底的に強制的に帰宅させてやる。


「てめえ帰るぞクソ○○○○。もう住所は教えんでもいい。このまま抱きかかえて職員室まで連行させる。教師が管理してるだろ、お前の住所くらい。もちろん、ガキみてえに抱っこされたお前も晒しモンだがな」


「……」


 犬は梃子でも動かない。俺が引っ張ってもテーブルごとズリズリくっ付けてきやがる。うぜえ。


「おら遊んでんじゃねえよまた抱っこするぞ。……お?」


 と、なんと再び伊巫さんが俺に迫ってきた。

 な、何故? キスで誤魔化そうとしてんのか? ふざけんな、そ、そういうわけに行くかよ。


「う、うぜえんだよお前、何なんだよなんでさっきから()()ばっかなんだよ!? って、うおおっ!?」


 伊巫さんの迫りくる唇を手で防御するうち、俺は地面に押し倒されていた。彼女の、全体重を使った猛攻である。が、自らにもダメージが入ったらしい、馬鹿は再びその膝を床面へとしたたかに打ち付けた。二度目の真っ青、ガグブル。しかし、今度は短かった。痛みに堪えるように少し俯いた後、すぐに顔を向き直し、次なる攻撃に出る。

 攻撃──つまり、俺へのキスだ。


「ま、またぁ!? マジで馬鹿なの!?」


「……」


 びっくりするしかない。意地でも俺を襲うつもりらしい。自らの膝を犠牲にしても。もはや自爆だ。特攻隊の様相だ。

 もう既に色々なところが当たっている。全身、押し付けられている。『タッチ〜〜』とか『むぎゅっと♪』どころではない。大問題だ。

 え、R15タグ付けてたっけ? ……あ、やっべえ付けてねー。うわどうしよう。ちょっとカーテン閉めるかな。……って、うわ!?

 ちょ、ちょっと待てって! 待って伊巫さん! 待って待って待って。──


「──待てっつってんだろ、このヤロウ!」


 ……


 …………


 ………………


 俺の下に、伊巫さんがいた。


 俺が、彼女との位置をひっくり返して、押し倒していた。



 ■



「はー。俺こんな感じだったんですか。なんか噛まれてますね」


「ね。テンポ悪すぎる。もちカット」


「なんかツッコむ気も失せますよ」


「ま、それはいいとして。あ、あと何かこんなセリフもメモのどっかから見つけたわ。たぶんこれから使わないだろうし、載っけとくわね」


「はいはいまたですか……」


「趣味は水垢離。何故ならマゾだから」


「……ん? これだけ?」


「これだけよ。じぶんでも、どこでこのセリフを使おうとしたのかわかんないみたい。なんか勝手に私の趣味が水垢離になってるわね」


「あ、でもマゾってとこは一致しているじゃないづしあ。伊巫さんまぞ何でしょ?」


「そう。ちなみにマゾと魔女がかかってる。今築いた」


「今気づいちゃいましたか。じゃあ、俺は? 俺はなんかとかかってるんでづかっ?」


「藤見幾太。ふじみいくた。不死身、生きた」


「うわあ適当」


「乗馬鞭打たれてもピンピンしとるからこんな感じにネーミングされた、問うことね。」


「伊巫さんはifで、この前聞きました。じゃあ杏子は何何円ですか」


「なんとなく。父の本棚の官能小説のヒロインより」


「うわあ。父親、官能小説? そんなとこからとんないでくださいよ……」


「うちの父はエロ本百冊はゆうに越してる。エロビデオ、エロフィギュア、エロ写真、エロゲーム、余念がない」


「すごいですね。それ伊巫さんの? それとも現実?」


「現実。筆者の。めちゃすごい。部屋入ったらパラダイス」


「はー」


「あと異常性癖。ガムテープで女の子ぐるぐるとか、縄縛なんて基本中の基本だし、お○っこ及びカレーライスなんて言わずもがな。リョナも嗜んでいるらしい」


「やべえ父親。早く逃げたほうがいいですよ」


「ね。でも性癖と人格は一致しているから」


「まあ、そうですよね、人を性癖で括っちゃあ……って、ん!? 一致してる!?

 そこ普通逆ですよね、話の流れ的に。性癖と人格は別個だから、とか言うべきですよね!?」


「いやでも性格も相当クレイジーよ。詳しくはこの前書いた短編小説で」


「あーまたなんか変なの書いたんですね。もうやめてくださいよそういうの。だったらおとなしく書きだめでもしててください」


「書きだめ苦手。展開を考えるのは、一日一話が限界」


「まーたそんなわがまま」


「わんわん」


「うわあかわいい。媚売るんですねそうやrて。あんたそういう人なんですね」


「まあ折角だし。ぜんら犬耳犬しっぽだし。わんわん」


「はー。って、また俺の膝の上乗っかるんですか。徐々に徐々にすり寄ってこないでください擦り付けてこないでください。あんた普通に全裸でしょう?

 乗っかんない乗っかんない。ほれ、シッシしっし」


「きゅーん」


「黙れ犬」


「……」


「よしいい子いいコ。で、これから展開どうするんでしょうね。伊巫さん露出プレイ編が始まるらしいっすけど。

 ちゃんと全年齢でやっていけるんですかね? ちょっち気を付けてくださいyl。最近コンプラ云々が厳しいんですから」


「……」


「うん。まあ大丈夫だろう。伊巫先輩にそんなことできる度胸が無いことはわかったし」


「……」


「よしよし、ちゃんと黙れて偉いな。ならばご褒美をあげよう」


「……!」


「おら放置プレイだ。お前マゾなんだろ?

 俺もう家に帰るんで、まあ次にタイトル未定やる時くらいまで、そこでずっと座ってろ」


「……! ……、…………!」


「つか、またこれやんのかな? なんか定期的そして突発的にやりそうな予感」


「…………、……」


「うん、じゃあそれまで放置ってことで。お前動くなよ。ちゃんとそこでおすわりだからな。じゃあ俺帰る。伊巫先輩もとい雌犬」


「……」


 がちゃ、ぎい、ばたん。


「…………」

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