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勝負

作者: ナダ

少し前まで人生は勝ち負けに支配されていた


お金や才能、容姿、環境

恵まれていたら勝ち組だった


願ってもコントロールできないものと負け組とされた側はあきらめていた


そんな制限はなかったのに

決めつけていた


勝てば幸せで負ければ不幸

そんな訳あるかい


国や富を奪いあう戦争

人の命を失ってまで勝ち負けを決める

悪夢でしかない


教育も社会も競争、順位、差別

いまだにマウントの取り合い

ラベリングはいらない


世界に同じ人間はいない

全員違うのだから勝ち負けなどない



はっきり言おう

教育の在り方が適切ではない


皆わかってるはず

学校を卒業して社会に出た時、学校で学んだことは何の役にも立たないと

むしろ卒業してやっと解放されたと自由を得られたことに気がつく


勝つためにやりたくないことをやる

負けないように完璧でなければと無理をする

苦しむばかり

勝ったところでそこに望んだ幸せはない


未就学児まではのびのびと育ち、義務教育に就学した途端、競争社会に閉じ込められる

テストを受け振り分けられ、順位をつけられレッテルを貼られる


受験制度で進路を決められ、選択肢を突きつけられる

結果に応じて、金銭や住居、職業、未来が提示されていく人間社会


違う

私たちの価値はそんなもんじゃない

幸せに順位なんかつけない


気づいてはいても出来上がった教育制度を変えるのはとても難しい

日本政府はその教育制度の頂点にある人間たちの集まりだ


子どもたちがシステムに取り込まれていくことを止められない

少しずつ少しずつ崩壊はしている

不登校や大学進学をしない選択も認められつつある

学歴社会に意味はないと変わり始めている



幸せは学校や社会が決めるものじゃない

幸せは自分の心だけが知っている


押しつけられた価値観に押しつぶされるな

制度に閉じ込められて自由を放棄しない


あなたは自分の無限の可能性を知らないだけ


学校の先生の添削があなたにバツをつけたの?

会社の上司があなたを査定したの?

ネットでアンチがわいたの?


その価値観は教育制度で学んだもの

狭い教室の勝ち負けが本当のあなたではない


勝ち負けのルールで得をしている人間の支配

そんな世界は終わりを迎える

皆が気がつけば、生まれてくる子どもたちの世界はもっと幸せになる


小さな子どもだった自分がどんな風に幸せだったか思い出してみて

そのままの世界が大人になっても続いていくように


勝つために独りで戦う世界

周りはみんな敵

夜も眠れない


そんな夜はもう終わり

皆で手を取りあい助けあい素晴らしい世界を創る

勝ち負けの価値観は手放して自由に

ひとりひとりの人間の幸せを尊重する

皆が認めあう世界に変えていこう


少しずつでも

小さな一歩でも

変えていきたい





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