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第四回山田玄助杯参加校決定

 夏のドタバタが一段落した、少し暑さも和らいで来た頃、激戦の秋となるであろう第四回山田玄助杯の参加校が決定した。

 今回は10チームによる総当たり方式で、エコスタにて行われる事になった。県内外から、新チーム移行後初のタイトルマッチとなる秋の名物となって来た。

 北海道地区代表北海高校、東北地区代表青森山田高校、関東地区代表浦和学院高校、関東地区代表日本大学第三高校、東海地区代表中京学院大学附属中京高校、関西地区代表明石商業高校、広島県代表広島工業高校、四国地区代表高知明徳義塾高校、九州地区代表大分明豊高校、新潟県代表新潟県立松浜高校、以上10チームとなった。

 「この参加校って、誰が選んだんですか?」

 「あーあ。それならマツゾノ投手コーチに聞くと良い。だって決めたの彼だから。」

 「え!?下山監督やヤマナ打撃コーチを差し置いて‼」

 「良いセンスしてるだろ?コンドウ?北から南まで強豪校ばかり揃えたぜ。わざわざエコスタに来てくれるんだぜ?その気持ちはありがたい事だろ?」

 「日本文理高校をいれようか迷ったが、止めといた。どうせやらなくても、分かりきった素材しかいないのなら、松高が負ける訳ないと思ったからな。」

 「一日二試合×五日間(前半三連休+翌週土日)の五日間のデスマッチ。かなりハードだがエース一人に任せるような野球では、勝てない事を全国の球児に発信したい。夏に死ぬほど走り込んだ成果が試されるぞ、ホシノ?」

 「ウエハラ、サノ、ショウジ、ツチムラ、マスオカ。この六人で、どう戦うか考えるのが楽しみな自分がいる(笑)」

 「凄い強行日程ですね?」

 「松高の奴等の体力に合わせてるだけだから、スタンダードが普通の奴等にはハードボイルドに見えるのかもな。」

 「ブルペンフル稼働だな?」

 「違いねぇ。」

 「コンドウの事を考えると、アリアケを使ってやらないとガス欠になるかもな。」

 「逆に野手は負担が少ないから、いつものメンバーで固定しても大丈夫かもな。」

 「そうだな。イメージは来夏の甲子園。」

 「二軍や三軍の選手にチャンス与えなくて良いのか?」

 「どうせたかが、練習試合だろ?」

 「大会四連覇がかかってる。だからベンチメンバーとスタメンしか使わない。」

 「まさか、マツゾノ?」

 「松高の二軍と三軍のメンバーで構成される、チームも作った。これで全チーム十試合とする。ボロ敗けは覚悟の上。松高secondは、台風の眼になるかもな。」

 「二軍のエースはコバヤシだろ?」

 「いや、キープレーヤーはキャッチャーのスズキだ。」

 「まぁ、どっちがエースでも良いが、投手と捕手はしっかり整備しとけよ。試合にならねーんじゃお話にならねー。」

 「一軍は全チームぶっ倒してV4を達成する!」

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