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第二回山田玄助杯参加チーム

 「結局大阪桐蔭には勝てなかったけど、NBよくやったよ。準Vだろ?」

 「おい!お前ら集合かかってるぞ!」

 「うーす!」

 「他チームは新チームに代替わりして間もない秋に第二回山田玄助杯を行いたいと思う。今回は県外の強豪校も招待したいと考えている。尚、今回は予選なしで、あらかじめ夏の県大会ベスト8のチームに県外の3校との総当たりリーグ戦にしたいのだが、どうだろう?」

 「まぁ、良いんじゃないすか?ちなみに県外のチームに俺ら松高のデータが行くのはまずいんとちゃいますか?」

 「まぁ、その内松高の強さは世間に知れ渡るから、良いんじゃねーか?どうせノーマークだろうしだろうし。」

 「出場チームなんだが、県外の3校が中々決まらなくてな。応募が殺到しているんだ。そこで公平を期すため抽選にする事にした。で、決まったのが、福井の敦賀気比高校と神奈川の横浜高校と埼玉県の埼玉栄高校の3校に決まった。距離的にも、マイクロバスで来れる関東圏の高校と北陸地方のチームになって良かった。」

 「で、肝心の県内チームなんだが、データを取られたくないという理由で全校参加しないと言われて、困ってるんだよ。」

 「はぁ?マジすか?どうするんすか?」

 「全て県外の強豪校にしたいと思う。」

 「分かりました。」

 「後、8チームどうするんだろう?」

 翌日。

 「集合!」

 「うーす!」

 「第二回山田玄助杯に参加するもう8チームが決まった。今までの様に楽勝とは、行かないぞ?北海道駒大苫小牧高校、青森山田高校、仙台育英高校、桐生第一高校、智弁和歌山高校、広島商業高校、福岡第一高校、沖縄興南高校…以上追加8チームだ。」

 「っごく…。スゲェ名門ばっかじゃないすか?これマスコミが騒ぐレベルっすよ?」

 「みんなお前らより格上の高校ばかりだ。ゼロゼロエックスゲームなんて、俺達松高がくらっちまう位レベルは高い。」

 「試合方式は、遠方の高校が多い為、リーグ戦方式はやめて、トーナメント敗者復活方式を採用しようと思う。」

 「敗者復活方式って何ですか?」

 「一回戦で負けるチームが5チーム。その5チームでトーナメントを行い、勝者が決勝に進出するというちょっと風変わりなシステムだ。全試合うちのグラウンドでやるから、全国トップクラスハイレベルな戦いが見れる。しっかりその目に焼き付けるように!以上、各自練習始め!」

 「なぁ、トウマ?俺達が負けるなんて事はねーよな?」

 「ケイタ?どうしたいつもの自信は?名門ばっかで、びびってるの?」

 「ああ、そうかもな。」

 「とりあえず、無心で神スイング終わらせて、プルペンキャッチャーやってくれよ。」

 「お、おう。」

 「松高投手陣は皆、ケイタのリードを信じてるよ。だから心配すんな。それにうちの県内最強打線。強力な援護射撃があるから、俺は全く心配してねーよ。」

 「だと良いんだがな?」

 「負けて元々。相手は皆、2年が主力のチームだ。負けてもしょうがないよ。って言いながら勝つつもりで行くのさ。」

 「そうかもな。勝つつもり…か。」

  

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