夏の甲子園(全国高等学校野球選手権大会)三年時準々決勝組み合わせ決定
夏の甲子園も残すはあと七試合。遂にベスト8が出揃った。その顔ぶれは、今大会優勝候補筆頭の大阪府代表 大阪桐蔭高等学校、千葉県代表 拓殖大学附属紅陵高等学校、岩手県代表 花巻東高等学校、沖縄県代表 興南高等学校、群馬県代表 桐生第一高等学校、埼玉県代表 浦和学院高等学校、大分県代表 明豊高等学校、新潟県代表 県立松浜高等学校 以上の8校である。尚、公正を期すためベスト8より先のトーナメントはシャッフルされる。その抽選の結果、準々決勝第一試合は、大阪桐蔭高等学校VS花巻東高等学校、準々決勝第二試合は、興南高等学校VS明豊高等学校、準々決勝第三試合は桐生第一高等学校VS拓殖大学附属紅陵高等学校、第四試合は浦和学院高等学校VS新潟県立松浜高等学校、となった。準決勝第一試合が準々決勝第一試合の勝者と準々決勝第二試合の勝者が行い、準決勝第二試合は準々決勝第三試合の勝者と第四試合の勝者が行う事が決まった。
「大阪桐蔭とは、決勝まであたらないな。まぁ、でも決勝進出出来るか分かんねーけど。」
「準々決勝の相手の浦和学院とは、山田玄助杯で一回あたって勝ってるけど、油断は出来ないぞ。それにあれはプラクティスゲームだから。」
「そういやぁ、最新のスカウティングでは、浦和学院に良い一年が入ったって情報もある。」
「それにしても松高の先発はどうする?ウエハラ?マスオカ?キタジマ?」
「先発はウエハラで行く。」
「マツゾノさん!?」
「居たんですか?」
「浦和学院は左バッターが非常に多い。150㎞を越えるウエハラの快速球には相手も手こずるだろう。打線も山田玄助杯の頃とは大きく変わってる。あの時楽勝した事は、一度忘れてリセットした方が良い。」
「投手も誰が出てくるか正直分からん。だがいつも通りファーストストライク、セカンドストライクを積極的に狙う事だな。」
「うーす!」
「ベスト4迄行けたら次はどこが来ると思う?」
「先の事ばかり見てると、足元すくわれるぞ。」
「一戦必勝だ。いいな。」
「なぁ、マツゾノ?」
「どうしたヤマナ?」
「浦和学院の先発はまさかのスーパールーキーのササモトかもしれないぞ。一年生の。」
「情報が錯綜してますな。」
「ベンチ入り投手は四人。一回戦から戦って、延長タイブレークまで行った試合も浦和学院には、あった。ササモトを使うなら今しかない。」
「ウエハラが先発って事で打線の援護はさほど必要無いかと思うが、どうだろう?」
「松高打線の援護射撃はして欲しいな。」
「コンドウや、ミナガワの長打に期待だな!」
「ササオカ!?松高遂にベスト8やで。」
「ヤマオカさん、そんなデカイ声で言わなくても良いじゃないすか?」
「特集組んだんだぜ?~ヤンキーからヒーローへ亡き恩師に捧ぐホームラン~ま、この特集は松高が優勝したら出せるって言う条件付きなんやけどな。」




