君といた夢
また君の夢を見た
夜明けと目覚めの狭間で
起きてからもしばらくは
僕は夢の中にいた
誰かが言ってた
「夢に出てくるのは 君に会いたがってる人なんだ」と
それがホントだったら 良いのに
そして
ホントだとしたら
ねぇ僕は もしかして
君の夢にお邪魔してるのかなぁ?
だとしたら ごめんな
君を困らせてるんだろうな
目をつむってくれって言っても
君も眠ってるんだっけ
だからせめて
その眠りが安らかでありますように
「諦めた」と
口に出したその日に
君の夢を見る不思議
自分が一番
自分の嘘を知っている
ホントは正直でありたいんだけどなぁ
ねぇ僕は もしかして
ずっとこのままなのかなぁ?
夢に見るだけで
満足した振りをして
自分を騙して
笑ってみせて
自分で暴いて
悲しくなって
分かり切った真実
夢は夢でしかないって
だけのこと
ねぇ僕は いつまで
この朝を覚えていられるかなぁ?
この幸せな時を
光に満ちたこの瞬間を
そして同時に
悲しくて
切ない
そんな時を
忘れたくないのに
望まない現実が
僕を飲み込んでいく
ねぇ僕は いつかまた君に会えるかなぁ?
「会えると良いのになぁ」
夢から覚めた僕は
ただ
そう呟いた
―――
一気に作りました。
そして、即公開です。笑
「夢」系の作品が多くなってきたような気が……。
そろそろネタ切れですかね?笑