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流れ星
一人夜空を見上げ
星を探した
真夜中の駐車場
都会じゃたいしたものは見えないけど
それでも光はそこにある
ふと思って
「星に願いを」
口笛で吹いて
夜空が滲んで
無性に帰りたくなって
戻れない場所に
戻る道を探してるんだ
願いをたくした 流れ星
一瞬の輝きを
一晩中探した
叶わない夢でも
上を見上げれば
涙もこぼさずにすむだろ
いつか共に見た空
あの時
星は見えなかった
流れた星に
「もう一度」と願っても
いつでも
星が燃え尽きる方が
ずっと早いもの
見えるものと見えないもの
知らないものと知っているもの
どちらも僕の周りに落ちていく
些細なものが
一瞬の光を放ち
人の心をつかむ
塵が流れ星になれるなら
僕もいつかは輝けるはず
一瞬の流れ星に
願いをたくした流れ星
一瞬の輝きを
一晩中探した
―――
またまたノートにいつの間にか書かれていた詩の掲載です。
「あんまり考えてないのがよく分かる」と言うか、「実によく分からない」と言うか……。f(^_^;)
まぁいちいち改変したりするのも面倒なので、そのまま載せさせてもらいます。笑