表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
70/77

Tragedies



いつもいつでも



側にいたのは俺だった



君と誰かの終わり



エピローグとプロローグの間で



君をなぐさめる 第三者






また 君が泣いている



相手の消えた舞台の上で



王子様に置いていかれた お姫様




「ハッピーエンド」なんて


ありきたりだって言うけど




君の演じる 悲劇だって


もういい加減 飽きてきただろ




いつまで俺は ここにいるんだ



このままじゃ俺まで巻き込まれちまう



今まで俺が


近づけば離れた癖に



何故今


身を寄せてくるんだ





君を愛したくはない



止まれなくなる




なぁ お姫様



俺にそこに



その悲劇の舞台に



上ってこいと言うのか





まだ足りないのか


どれだけ泣けば気が済むんだ



何故か 悲劇を望む お姫様



そんなつもりはないって言うけど



きっとそうなる



君はいつも いつだって


そういう道を選んできたのだから




君を愛したくない


その気がなくたって



俺は全てを奪われてしまう



だから



だからなんだ




君を愛したくない



俺は悲劇なんて見たくない



君を愛したくない



結末(ラスト)はもう決まってるんだろ





結局



俺に選べる道はなく



俺は舞台の上に立つ




君を愛したくない



そんなことを言いながら




舞台の上のお姫様は



それを聞いて微笑んだ




「もう手遅れよ」




「あなたも」






「私も」





―――


もともと「I Don't Wanna Love You」というタイトルでした。


本文の「愛したくない」という部分で、それは「Hoobastank」というアーティストの「I Don't Think I Love You」という曲の歌詞を見て、何となく浮かんだフレーズだったんですが……(ちなみにその歌詞の内容はほとんど覚えてません笑)。


「I Don't Wanna Love You」、口に出してもらうと分かると思うんですが、リズムが非常に気持ち悪いf(^_^;)


まぁちょいちょい手直ししたら「悲劇」という単語が多くなったんで、それをタイトルに決めました。


そして「悲劇」より「Tragedies」のほうがしっくりきたので、ここに行き着いた、というわけです。



……蛇足でした。


久々の更新でちょっと張り切ってます。笑



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ