64/77
RESISTANCE
誰かが
独裁者に対して
立ち上がった時
僕に何が出来る?
何をしようとする?
いつでも どこか冷めてる男に
共に戦うことなど
出来やしないけど
せめて 彼らの背中を押したい
いつの時代も
勇気あるものは
世界を変えようとしてる
誰だって
「今」には何かが足りないと
知ってるのに
僕は何もしないまま
諦めている
密告者のせいで
英雄が追い詰められた時
僕はどの立場だろう?
何の役を演じるだろう?
いつでも
一番臆病な男が口を滑らす
まさか僕がそうなのか
いつの時代も
勇敢な者は
後ろから襲われる
誰だって
生きたいと思うけど
臆病者は
必死で生にしがみつく
いつの時代も
勇敢な者は
世界を変えようとする
いつの時代も
臆病な男は
変わる世界に流されていく
―――
生きていたいのか、単に死にたくないだけなのか
似ているようで、決定的に違う。
勇者と臆病者の差はそこにある。