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今は昔






今は昔





夜には闇が 支配した




人は光を 温もりを いつでも求める






月は冷たく 星じゃ足りない そう言って



人は火に しがみつく





それでも




忘れちゃいけない





事がある






炎がくれる 祝福と 呪いとを




燃える炎が 奪う命を 壊す物を




その力を




光が闇を濃くし



火が温もりを掻き消すことを



手に入れた分だけ 何かが消える そのことを







忘れないで













今は昔






夜には闇が 支配した





人は光を 温もりを いつでも欲しがる




闇に怯えて 明かりがいると そう言って



人は灯を手に入れた




それでも




忘れちゃいけない



事がある




明かりが点り 消えるものがあることを




数多の星が 光を失い 星座達は 力尽きた





科学が神秘を消し



“進歩”が闇を濃くすることを




そのことを











忘れないで













地上の広告が











街灯が













電球が








宇宙の神秘を 隠してしまう













レグルスの囁きを









シリウスの歌を










ヘラの祈りを












忘れないで














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