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傷つけた人



ほんの少しの道のりを


ほんの一瞬振り向くだけで


耳に聞こえる 誰かの痛み



それは確かに


僕が傷つけた人の声




あの日


あの時


あの言葉



あれで


あんなに


泣いたあの人




「貴方の傷を 常に抱えて生きていく」


そんなに強くない僕は


ほんの時たま



そして時々


思い出すだけ





気付かずに


傷つけた人


やむを得ず


傷つけた人



そして


他の誰でもなく


僕のせいで



傷ついた人




あの日


あの場所


あの答え


上げて落として


傷を増やした




何を願えども


今更何も出来はしない


今では僕が


「過去」とか「思い出」であれば良い




ただ一度



謝りたいとは思ってる





何人も何人も



傷つけた人がいる



何回も何回も



傷つけた人もいる





全て覚えてはいられないけど




忘れられない




人がいる




―――


つい最近、満員電車で見かけた人が、少し「あの人」に似ていました。


雰囲気がだいぶ違っていたので別人だとは思いますが……。


妙に鮮明に思い出してしまいました。



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