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風の如く



人と人とで 関わる中で


言ってはならぬこともある



真実を口にして傷つくのが 怖いから


とっさに黙った弱き者




本音で生きるべきなのか


建前(ウソ)で上手にかわすのか



きっと賢く生きるなら


迷う意味すらない場面



でもどうしても ためらう人が ここにいる




そんな姿を 知って猶


気付かぬ振りで 過ごすのか



風にでも なったつもりで生きるのか



首に巻き付く鎖さえ


気付かぬ振りで済ますのか



そんな自由はないだろう



お前はただの 「ヒト」なのだから





逆らいたい訳じゃなく


ただ自由が欲しいだけ



なんて言っても


その違いさえ分かってはいないんだ




しがらみから逃げたくて


足掻いてもがいて


どこかに転がろうとしていた


輝ける未来の方へ




どこにも行けはしないのに




そのことを 知って猶


ただ闇雲に 突き進むのか


あの星に手を延ばしたままで生きるのか



地べたに張り付く 自分の姿も見もせずに



自分を騙し 強さを願う



お前はただの「ヒト」なのだから





風の如くに生きるのか



星を目指して進むのか




縛られたまま



張り付いたまま




空を見上げる



ただの「ヒト」





―――


『風にでもなったつもりで生きるのか

首に巻き付く鎖さえ

気付かぬ振りで済ますのか』


このフレーズがすごく気に入っています。笑



「所詮所謂只の人」といった感じの詩ですが、その同じ「ヒト」が世界中で様々な「すごいこと」(すごいもんはすごいと言うしかないでしょう!笑)をやらかしていることを考えると、そう悲観的になることもないのかもしれません。




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