48期生の唄
なんだか淋しいよ
人気のない校舎
僕らの母校は 風が中を歩くだけ
僕らのサインを見る人は
もういない
時々 近くを歩いてみると
校庭の木々だけが生きているんだ
俺達の母校の名前
ついに消えてしまった
今までは駅の案内に書かれてたのに
そこに今日
黄色いテープが張られていたんだ
馬鹿だったなぁ
でも楽しかったよな?
できるならあの頃に帰りたい なんて思っちゃうんだ
今
あの机は何処にあるのかな?
誰が使っているんだろう
それともすでに
燃え尽きているのかな……
僕だけなのかな?
いまだにあの頃が懐かしいのは
皆と会いたいのは
みんな“交差点”から離れていく
そう 僕も
思い出になっちゃったんだね
僕は少しだけ後ろを振り返ってるよ
あの教室は不思議な場所で
いろんなことが起きたっけ
たいてい笑いになったけど
今思えば凄いこと
仲良かったよな
そりゃ馬の合わない奴もいたけど
楽しい日々だった
今
あのボールは何処にあるのかな
お気に入りだった
バスケットボール
生意気なあいつらが使っているといいな
帰り道
いつもの道を通ってみたよ
三人でずっと通っていたね
僕らは君と歩きたくて
君に追いつくように
君が追いつくように
歩いてた
家に着くまでずっと 君を探した日もあったんだ
馬鹿だったなぁ
偶然の振りをして
できるなら これがずっと続けばいい なんて思ってた
あの時は全てが面白かった
今とは違って
学校がなくなって
思い出だけが残ってる
僕は少しだけ
振り返っていよう
少しだけ
漂っていよう
あの日の中で
―――
これはリアルです。笑
それでなんとなくこの詩を載せるのを躊躇っていたのですが、友人からリクエストを受け、「んじゃあ載せてみるかぁ!」と決意し、更新に至りました。
まぁ小っ恥ずかしいので、あんまり詳しいことは言わんでおきます。笑