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昨日見た夢




夕べ突然


夢にお前が現れた



名前も一瞬出てこなかったのに


一緒に飲むのは違和感なくて


なんか笑えた



別に親友でもない


特別仲が良かった訳でもない



何もかもが正反対だった



でも



嫌いじゃなかったんだ




妙に遠いあの頃


俺もお前も



まだまだガキで



諦めを口にしながら



まだ来ぬ未来に



期待を抱いて向かっていた



走り出していたんだ




誰もが夢を描いた


あの頃


たまたま近くにいた


それだけの仲



でもだからこそ


懐かしくなる




会いたいのは



お前と



あの頃の俺





夢の中でお前は



疲れたように笑っていた



今の仲間と同じように



一体何なんだ?


空はそんなに重いのか?




目指した場所が


のしかかってくる今



飛び立つ間際に羽をもがれた雛鳥


どこに向かえば良いんだ?



誰か教えてほしい




妙に遠いあの頃


俺もお前も


ただ知っていた



足が折れても 腕をなくしても


進まなきゃならない



翼をもがれても 目が潰れても


諦めちゃいけないんだ




誰もが夢を見ていた


あの頃


今よりずっと



何も知らなくて



今よりずっと



見えていたものがあった




会いたいのは


お前と



あの頃の俺





目覚めた後



思わず打った



お前宛てのメール



でも



何か違う気がして




今もまだ



送れずにいる






―――


おかしなもんで、最近よく「あの頃」の夢を見ます。


「帰りたい」なんて言っていたのは今に始まったことじゃないのに。


それに最近じゃ、「諦め」を口にする、なんてこともしなくなりました。


自分が素直になったからなのか、それとも本心では諦めてしまったからなのか。


ともかく、あの頃とは違うんだなぁ、なんて思ったりしています。



「夢」が続いてしまいましたが、この詩はどうしても今日出したかったので……。

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