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A dream



冬の冷たい空気の中



“ずっと眠っていたかった”



そんな風に 思いました





僕の未来に



君がいないことも



君の世界に


僕がいないことも


分かってる



分かってはいる



そう だから



こんな叶わぬ夢を見るより



悍ましい悪夢の方が


ましなんだ



恐怖と共に


飛び起きたとしても


胸がしめつけられる ことはなく


込み上げるものもない




すぐ別の


夢を見れる



忘れられる





すぐそこに



君がいて



君と笑って



幸せになる



リアルだけど



叶うことはない



夢でした




冬の冷たい空気の中



“ずっと眠っていたかった”



そんなことを 思いました




僕の視界に


君がいたとしても



君の夢には


僕の姿はない



そのくらいはわかってる


そう だから



これは


届きそうだけど


永遠に叶うはずはない


夢なんだ



体中が震えだして


涙が溢れて来た


胸が痛んで


生きるのも嫌になった



夢の中の幻に


君の姿を


見ただけで



ただそれだけで



すぐそこに



君がいて


君と笑って


幸せになる



そんな切なく



淋しい夢が



覚めました




もしかしたらと


外を見ても



“もっと眠っていたかった”


なんてことを 思っただけで……




僕の期待は


虚しいものだけど


君の言葉には



君の笑顔には



君の姿には



きっと力がある



何よりも



強い力が



そう だから……





―――



なんだかんだで五十個目の詩です。


一応(?)節目なので、どの詩を持ってくるか迷いましたが、結局、「なんとなく」で選びました。


「冬」なので季節は違うし、作った時期も2、3年前でタイムリーでもなんでもない。


本当に「なんとなく」、です。


ま、この詩集自体が(そして作者自身も)そんな感じですので、「これでいいんだ!」、とも思います。笑



田中 遼

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