片想いの君へ
外の雷
突然の夕立
ぼんやりと下を眺めながら
君は大丈夫かな なんて思ったりして
確か雷が苦手だったよな まぁもう関係ないか
急に思い出した 君の顔
大概笑った顔しか見たことないけど
こんな日は泣いてるのかな? 雷に怯えてんのかな?
こんなこと いいたかないけど
たまに君の夢を見るんだ
君と話して 笑ってる夢
ホント笑っちゃうけど
僕の望みなんてそんなもん
好きな人と笑い合えるってのが
ただただ嬉しいんだ
君の目に映った僕
どんなんだったんだろ?
道を歩いてる人の傘は 互いにぶつからないような
見事なまでのシステムで 動いてる
雨も雷も 止む気配がない
どっかに落ちたのかな? すげえ音がしたけど……
外の雷
突然の暗闇
まだ日が暮れたわけじゃないのに
君は大丈夫かな なんて思ったりして
君も嫌いだろ? こんな天気は
まぁもう関係ないな
急に思い出した あの笑顔
他の奴に見せたのと大して変わらない
少し悲しくて切ない
だけど一番みたい笑顔
こんなこと 言いたかないけど
たまに君を思い出すんだ
君と話して 笑ってた頃
ホント笑っちゃうけど 僕はそれがずっと続くもん
終わらない夢だと思ってたんだ
だけどそうじゃなかった
君の目に映った僕 どんなんだったんだろ?
きっとどうでもいい連中の 一人に過ぎなかったはずだ
むしろ嫌われていたかも
今走った稲妻みたく もう見たくもない
そんな存在かもな すげえカッコ悪いよ……
外の雷
突然の青空
まだ嵐は終わってないのに
急に雲が開けて 青空が広がった
君も見てるかな? この青空を
ものすごくキレイだぜ?
急に思い出した あの夕日
たまたま一緒に見た あのキレイな夕焼け
今の空もキレイだけど やっぱあれが一番なんて……
こんなこと 言いたかないけど
さっきの言葉は取り消すよ
君と話して 笑ってた頃
ホント笑っちゃうけど 僕はその頃のことをずっと
君のことをずっと想ってるんだ 驚くだろうけどね
君の目に映った僕 どんなんだったんだろ?
知りたくもあり知りたくもなし
聞く勇気があればよかった
0%じゃないはず 奇跡があったかもしれない
今の稲妻は 背筋が凍るほどに
すげえキレイだったな……
外の雷
突然の夕焼け
西の空が晴れ渡ってきた
まるで計ったように
太陽が目の前に
君も見てるかな? この夕焼けは 現実なのか?なんて……
急に思い出した あの言葉
あんまりキレイ過ぎて 天国を見た気分
そう言って君は笑った
僕も同じ気持ちだった……
こんなこと 言いたかないのは
恥ずかしいのかもしれないな
君が知ってる 僕のカタチは
ホント笑っちゃうけど 仮面と鎧をつけた姿
自分の姿すら思い出せない 惨めな男なんだ
君の目に映った僕 どんなんだったんだろ?
マイナス思考に取り付かれて 自分が見えなくなっていた
例え今日の空みたく 夕焼けが僕を血の色に 染めたとしても
晴れ間は期待出来ない すげえ夕日だけどな……
君の目に映った空 どんなんだったんだろ?
地を這うような音の雷
天地を貫く稲妻や
燃えるような西の空
地平線の赤い太陽
幻みたく 目の前に広がってる
僕が独りで見上げた空
どこかで君が見てることを
一緒に感動してくれてることを
この空が繋がってることを
ただ 祈ってる