表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/77

Where Are You?

街の喧騒 人の談笑


外側のざわめきが 内側の静けさが


孤独を 悲しみを さらけ出す



ねぇ 君はどこだい?



こんなに探しているのに どこにもいないなんて


本当に君は現実なのかな?



あの日々が夢だったなら こんな想いはしなかった


こんなに孤独じゃなかったのに



通り過ぎた輝きは 僕の胸に突き刺さる





交通渋滞 小さな期待 夜の街を歩く



君の世界と僕の世界


将来どこかで重なるのかな?



ねぇ 君はどこだい?



こんなに求めているのに まだ見つからないなんて



神様が引き離しちゃったの?



もしそうでも 諦められるはずもなく



まだ君を探してる まだ奇跡を信じてる



よだかみたく僕も 星に向かっていきたいな




ねぇ 君はどこだい?



こんなに求めているのに まだ見つからないなんて



本当に君は現実なのかな?




あれが本当に 夢であったなら



こんな想い しなくてすんだのに




光の名残はまだ ここにあるんだ





―――


「よだか」とは、宮沢賢治の小説「よだかの星」の主人公のことです。


今この詩を読んでみて、「ここによだかを登場させるのは唐突過ぎるだろう……」と思ったのですが、あえてそのままにしました。




夢だったなら、と思う現実があり、現実になれば、と思う夢を見ます。



それが、自分が今を生ききれていないことの現われのような気がして、どうにも歯痒さを感じます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ