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天気雨

晴れた空から 雨がぽつりとくるような突然さ


急にあの娘が まぶたの裏に 現れた


あの頃と おんなじような とてもかわいい 笑顔が見れた



そういえば クラスメートで 良い友達で それ以上では なかったはずだ


それなのに なんだろう この気持ち 胸のざわめき 高鳴る鼓動



ただふっと 思い出しただけなのに あの頃は “ただの”友達だったのに




急に降り出す 天気雨






晴れた空から 雨が降ってくるよりも摩訶不思議


急にあの子が どうしてるのか 気になって 気になって



この心から 胸の奥から 何かが溢れる



ここまでの 俺はいつでも 言いたいことも 言わないままで 溜め込んできた



それなのに この思い 心の喚き 壊れた堤防



ただちょっと 流れ出しただけなのに いつの間にか 飲み込まれ 溺れてる




急な嵐は 誰のため?





荒れた空には 晴れ間なんか ある訳無い あるわけないのに


急に目の前に 見えはじめた 青い空


それが今 空一面の 雲を押しのけ 広がっていく 空一面に



そういえば これは狐の嫁入りだっけ? 雲が消えても 雨は止まない



そう君が いなくても 君への想い 消せもしないから



ただもっと 楽なものだと思ってた “忘れる”という 選択肢



急に溢れる 胸の内




天気雨なら すぐに上がると ずっと思ってた





でも今も 君への想い 降り続けてる




急に降り出す 天気雨




ずうっと続く 天気雨





きっといつまでも……






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