少しだけ、一緒に、歩いてほしい
君が目の前に現れた時
僕は何を言えるんだろう
何が言いたいんだろう
分からないけど はっきりしてることがある
どうしようもなく 君に逢いたい
卑怯だとは分かってる でも
また会った時 目を伏せてすれ違う位なら
友達のまま 一緒に居たい
そんな弱さが 二人の距離を 広げてしまう
もしも 月と地球の引力が もう少し弱かったなら
二つの距離は 途方もなく 広がっていた
何億年か 光のように走れたら 君の背中が見えるかも
そんな思いを 膨らませ
今日も秒速10メートルの 電車の中
光の速さで走れたら……
微妙なとこ何だけど でも
また会えること それだけは信じてる
もう一度 あの頃のまま 笑いあいたい
そんな願いが 不確かな“僕”を 繋ぎ止めてる
もしも 月の光が 強力で 星を消すようだったなら
歌なんか 生まれなかった 作れなかった
何億年も前に宇宙で歌われた 星達の歌
今まさに その歌声が
僕の心を強く震わせ 何とか今に 保たせている
何億年か 光と共に走れれば
君の背中が見えるかも そんな風には思うけど
今日は秒速1メートルで ゆっくり歩く
星達の歌が聞こえる
君が目の前に現れた時 僕は何が言えるだろう
この胸の内を全部吐き出せるなんて 思わないけど
伝えたいことが、あるんだ