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Pray

“唯一の真実は 祈っても無駄ってことさ” 彼はそう言う




“神様なんて 信じない”




彼は今 夢を捨て “まともな”道を選んだ男





でも 思い出してみろよ ずっとずうっと 昔



ただただ 信じてた “神様はいる” そう信じてた




あの頃は この空も あの海も 今よりずっと 綺麗なものに 見えていた




そうそれだけで 十分だった




そうそれだけで 夢も希望も 神様も 信じられた






“あの頃はまだガキで 夢だって 信じてたから” 彼は笑った




“馬鹿だったのさ 俺達は”



彼は今 23 時間は7時前というとこ




でも あれを見てみろよ ずっと向こうの 東に広がる あの空に



誰かが描いた 絵が浮かんでる




あの頃は 朝焼けや 夕焼けに 心が動き ふと気づいたら 泣いていた



それだけで 素直になれた




そうそれだけで 過去も未来も 神様も 信じられた






“神様がいるんなら なんでまだ 何も起きない?” 彼のつぶやき




“平和が来たり しないのか?”



彼は今 昨日見た ニュースを思い浮かべたとこ




でも 考えてみろよ ずっと昔の 誰かの台詞


“だからって 神以外には 不可能だ”って




あの頃は 夢を見て 暮らしてた “世界を変える 変えてみせる”と 思ってた



“それくらい 簡単だ”とも



そうそのくらい 自分を信じ 人間(ヒト)を 信じていた






“信じちゃダメなのかな?” 僕の質問

 


“夢はいつかは 叶うって”



僕は今 何よりも 夢追い人に なりたい男




でも やっぱ不安は つきないもので 悩んでしまう



“俺の道は これでいいのか? どこにつく?”って




だけど今 目の前に ある道に 光が見えた 導かれてるかのように



それだけで 迷いは消える




そうそれだけで 明日も夢も 神様も 信じて行ける




そして今 目をつむり 問い掛ける




世界はどこに向かうのでしょう?



そして俺は その中で 何が出来ますか?




その問い掛けを 皆が考え始めた時に 銃声が止む




そして答えを 全ての人が 見つけたら 世界は変わる




変えられる




そう信じてる







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