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時
もてあました数々の詩
腐らせるのももったいない気がしていて
それでいて公にすることにためらいを感じ
その理由を探ってみると
“李徴”という詩人のように
自分を否定されるのが怖かったりして
情けないとも思っても
一歩を踏み出せずに
溜まっていく言葉の山
自分を書いた言葉もあり
自分で描いた言葉があり
自分が思った言葉がある
時が来た
封印は秘密を
永遠に封じるためにあるわけじゃない
開かれる時を
開く人を
選ぶために
だから・・・・・・
時は来たのだ
作った作品を放って置くのもどうかと思い、詩集を作りました。
切ない恋愛を描いた詩、反戦の詩、変化のない日常を嘆いた詩。
バラエティに富んだものをご提供できればと思っております。
どーかお付き合いください。