番外編 190 「月長石渓谷の鬼21」
4コマ劇場 アイオライト_283・・・・・2009/10/15
シリーズ3
タイトル「月長石渓谷の鬼21」
★1コマ★
鬼の隠れ里、煤竹の屋敷にて・・・
銀星
「こ、これは・・・(汗)」
「これがこの里の全人口なのですか!?(大汗)」
山吹
「もう一人、長老さまがいらっしゃいます」
「それと白緑を含めて8人がこの里に住む鬼族となります」
銀星
「うむ~・・・(困った)」 ← 煤竹、山吹、白緑以外は全員老人
「煤竹殿のような屈強な鬼が、10人はいると思っていたのですが・・・」
山吹
「鬼の世界でも少子化は深刻な状態で~(苦笑)」
「わたしたちの両親は、人間の退魔師によって殺されてしまい」
「白緑の母親は、あの子を産んだ後、体調を崩して亡くなってしまいました・・・」
突然の登場♪
???
「もはやこの里は滅びるのを待つしかない・・・」
「煤竹や山吹には、ここを出て別の里へ移り住めと言っておるのだがな」
山吹
「あ、長老さま♪」
長老
「其の方が今の瑪瑙国大将軍だな・・・」
「わしがこの里を預かる――なんじゃ、おぬし銀星か?」
銀星
「あ、あああっーーーーー!(汗)」 ← 長老を指差す
山吹
「えっ?」
「銀星さまは長老さまとお知り合いなので?」
銀星
「ち、父上!!」
長老
「息子よ!!」
山吹
「えぇえええーーーーーーー!!(叫び)」
効果音「ずががーーーーーーーーーーん!!」
★2コマ★
銀星
「父上がなぜこのようなところに!?(大汗)」
山吹
「ちょ、長老さまが銀星さまの父上さま!!(どびっくり)」
銀星
「うむ、某の父上、名は銀砂・・・」
「いまから25年ほど前、鬼界の三国間の争いに嫌気が差して」
「忽然と姿を消した元瑪瑙国最強の大将軍です」
山吹
「わぁ~」
「長老さまって、もの凄い鬼族だったのですね~♪」
銀砂
「で、どうなんだ?」
「相変わらず鬼界は、無駄な争いを続けておるのか?」
銀星
「いいえ・・・」
「琥珀国のみことさまが鬼神として即位されたことで」
「三国の争いもなくなり、鬼界は平和への道を歩んでおります・・・」
銀砂
「ほぉ~」
「まさか、わしの生きている間に」
「千年にも亘るあの無益な争いが終ろうとは・・・」
銀星
「って、そのような話をしている場合ではありません!」
「この地へ入り込もうとしている者たちから、里を護りぬく算段を考えないと!」
銀砂
「まぁおちつけ~」
銀星
「ぬ・・・」
★3コマ★
銀砂
「銀星よ・・・」
「おぬしが今の大将軍ならば話は早い」
「煤竹・山吹・白緑の三名を、平和になった瑪瑙国へ迎え入れてもらえないだろうか?」
銀星
「それは、いっこうに構いませんが・・・」
銀砂
「老い先短い我らはどうなろうと構わん・・・」
「だが、先のあるその者たちは、どんなことがあっても生きてもらいたい」
山吹
「長老さま!?(なにを!)」
銀星
「・・・・・・・」
「父上、まさか父上たちだけが犠牲になろうとお考えではありませんでしょうな?」
銀砂
「なんだ」
「瑪瑙国を見捨てたわしの、心配でもしてくれるというのか?」
銀星
「父上!!(怒)」
銀砂
「あまり見縊るでない・・・(ぎろり)」
「この銀砂、老いても人族などに負けはせぬ!」 ← 闘気を高める
銀星
「ううっ(汗)」
「某もかなり強くなったつもりでいましたが」
「どうやら、まだまだのようですな・・・(ごくり)」 ← 銀星の強さを凌駕している
銀砂
「ふふ~ん♪」
★4コマ★
銀星
「では、この里の護りは父上と煤竹殿にお任せしましょう・・・」
「山吹さんは、御老人たちと共に、安全な場所へ避難しておいてください」
「某は、美咲殿と合流して敵の侵入を阻止します・・・」
銀砂
「そういえば・・・」
「銀星よ、おぬし人間の――退魔師の小娘に使役されているそうだな?」
銀星
「使役・・・というわけではありません」
「美咲殿とは、お仲間契約をしており、退魔のお手伝いをしているだけです」
銀砂
「ふん、読み方が違うだけで同じ事よ!」
「瑪瑙国の大将軍ともあろうものが――じつに情けない!!」
「よし、その小娘はこのわしが始末してやろう・・・(にやり)」
銀星
「・・・・・・・」
「美咲殿を傷つけるおつもりなら」
「たとえ父上といえど容赦いたしません(ぎろり)」
銀砂
「ほぉ~」
「容赦しないとは・・・どのようにしてくれるんだ~?(微笑)」
効果音「ずごごごーーーーーーーーーーっ!!」 ← 炎が立ち昇るような音
突然の登場♪
煤竹 ← 屋敷の周りを警護していた
「な、なんだ?」
「じ、地震か!?(あせあせ)」(M8.0クラス!!)
山吹
「ちょっ!(大汗)」
「親子喧嘩してる場合じゃないですよ~~~~~!!(涙)」
銀砂&銀星
「「・・・・・・・(怒)」」 ← にらみ合いが続いています♪(笑)
★コメント★
鬼界の大将軍は国で最強の鬼が就きます(だから銀砂は強いですよ♪)