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夏生詩集2

泣いてしまえば

作者: 夏生

沈んでゆく

静かにしみてゆく

かなしみ

忘れた別れ


心しめつけるのは

やさしいこと

あの日のこと


泣きましょう

こころゆくまで

泣いちゃいけないことはない

我慢なんてしないで


堂々と泣いてしまえば

あとは眠れる

夜は過ぎて消えてゆく


泣けば憂いも弾けて

不安も飛んでいって

しめつけた心大きく広がる


涙にながれたかなしみ

ゆっくり溶けていく痛み

痛み止めのつかの間

かもしれないけれど


痛み堪えて抱えて

うずくまって折れ曲がって

しまうより、ずっといい



今日目覚めて生きる

次へ進んでゆく

次へ進める


腫れぼったい顔

洗い流して

笑って、笑って



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