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幸せはみつかるかしら?
天の国の扉は小さく
気がつかず、通り過ぎるモノたちは
ないもの、ねだって、見逃していく。
今ある小さな幸せを――
与えられるだけの
有るものに
ただ不満をならべ
小さな幸せが見つけられない
心の余裕がない
ただ過ごす
毎日を
苦しみしか見いだせない
そして
なにも、見つからない
夏の夜、草をぬらす、輝く露の匂いのように
愛する人と過ごすように
今日までを生きているというように
ほんの些細なことに
幸いを
感じて
小さな幸せを見つけた数
自分の見つけた、小さな幸せに囲まれた
小さな扉を見いだして
積み重なって大きくなった園の箱。
あなたの幸いは、みつかるかしら?
ちなみに、この詩の元ネタは、聖書の言葉。
天国への扉は小さいくてなんちゃら〜というのを、ふと思い出して。