恋も愛も、夢模様。
「恋は誤解から生まれ 、愛は理解から生まれる 」と誰かが言っていました。
恋も愛も、夢模様。
見れば見るほど、届かぬ幻。それは夢。
恋は、盲目。
恋は、憧れ、幻想、儚いもの。
お互いの憧れと、すべてが、ちょっと背伸びした幸せの夢。恋する心。
それならば、ずっとその幻想に取り付かれ続ける事は、難しい。
幻想は、一時の幸せ。
ちょっとしたことで、崩れてしまう儚い夢だから。
愛は妥協。
何もかもを、夢を通してしか見えない盲目な恋とは違い、相手のダメな部分も見えてくる。
その部分を目にしてなお、それを指摘し、受け入れて、あるがままでもいい愛する心。
幻想にしてきた憧れを妥協に変えて。
誤解の恋愛関係から、妥協しつつもお互いにいる恋愛関係になることが、一生連れ添う世界にある理想の夢。
空気のようにそばにいて。
それでも、一緒にいられる幸せ。
空気は当たり前のようにそこにいる。
けれども、無くては生きていけない夢だから。
求めれば、求めるほどに、夢のよう。
はかなく消える、それは、夢模様。
恋も愛も、夢も酔う。
幸せって何なのだろう。
そういえば、幸せと言う漢字はさかさまにしても「幸」であると、聞いたことがある。
幸せは、反対にしても幸せにしかならない。
幸せの反対は不幸ではなく、幸せだと言うこと。
そういう、話。




