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29.手紙

"気になっているであろうことから記す。

 サディエールは無事ほぼ満点で編入試験に合格した。クラスにも馴染んでいるようだ。仲良くしている者もいるようだ。問題のない者だから心配はいらない。

 この間こっそり様子を見に行ったが、笑っていたので大丈夫だろう。

 両親は無事に領地に隔離できたようだ。

 歩けなかったことは隠されていたこともあり、知らない者がほとんどだ。特に問題は起きないだろう。

 お前たちの教育の賜物だな。

 そうだ。また何か作ったらこっちにも送ってくれ。楽しみにしてる。

 まぁ、元気な子が産まれることを祈っておくよ。"


「フィリップ様らしいな。でもまぁ、よかった。」

「うん。作ったら送れ、っていうのはレシピもかな?アイスのレシピ、送らないとね。」


サディの学力は心配していなかったから予想通り。成績が良ければいじめなんてしないだろうと思っていたので、こちらも予想通り。油断はできないが。


手紙をもらったお礼と、アイスのレシピを同封して、返送した。サディへの手紙も同封して。

サディが苦しんでいたり寂しがっていたら渡して欲しいと、添えて。




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