転生したピンクブロンド令嬢5人は、ピンクレンジャーを結成します
ピンクブロンド令嬢5人と王太子妃様の友情物語です。
ここは、ある王国の貴族のみが通う学院の入学式だ。
クラスは、各学年で二クラス。
王族から伯爵までがAクラスで、子爵以下がBクラス、
だから必然的にBクラスの人数が多くなっている。
そんなBクラスの中に目立つ存在の令嬢が5人いた。
5人横並びに座っているピンクブロンドの令嬢たちだ。
でも、よく見ると5人とも微妙にピンクブロンドの色が違う。
違うのだけど、横並びで5人一列に並んでいる姿は目立っていた。
右から 1、赤みかかった レッドピンクブロンド令嬢
2、緑かかった グリーンピンクブロンド令嬢
3、黄色かかった イエローピンクブロンド令嬢
4、紫かかった バイオレットピンクブロンド令嬢
5、白みかかった シルバーピンクブロンド令嬢
5人とも見事なピンクブロンドなのだが、
光の加減でピンクブロンドの色の違いが鮮明にわかる。
くしくも、全員、男爵家令嬢だ。それも目立つ要因にもなっていた。
彼女たちは、ピンクブロンドの印象が強いせいか、
数か月たっても名前を憶えてもらえなかった。
声掛けは
「男爵家令嬢レッド(グリーン・イエロー・バイオレット・シルバー)様」
と呼ばれた。
親しい友人でさえ
「レッド(グリーン・イエロー・バイオレット・シルバー)の
名前ってなんだっけ?」
と言われる始末だ。極めつは、
「私たち5人だけでもお互い名前で呼び合いましょう。」
「そうしましょう。」
皆、大賛成だ。
「じゃあ、レッドではなくて、え~と、なんだっけ?」
「「「「・・・。」」」」
5人もお互いの名前を忘れていた。
むなしくも、名前呼びを、あきらめた。
ピンクブロンド令嬢たちの噂は王太子妃の耳にまで届いた。
「まぁ、5人戦隊なのね。何と戦うのかしら。
さしずめ、ピンクレンジャーかしら。」
王太子妃様は、面白そうにつぶやいたという。
そのつぶやきは、侍女から広がり、
5人の令嬢はひとまとめに『ピンクレンジャー』と呼ばれ始めた。
学院の外では『学院のピンクレンジャー令嬢』と有名になってしまい、
子供たちの間では、レンジャー遊びが流行ったほどだ。
5人にとってはいい迷惑でしかなかった。
しかし、元は、王太子妃の言動であり、文句も言えず、
5人揃ってため息をつくしかできなかった。
「5人戦隊とかレンジャーとか、どこから思いつくのよ。」
「こうなったら、5人でなんかしない。」
「開き直りよ。」
「何する。」
「とりあえず、色違いの髪飾りでもつける。」
5人でアイデアを出し合う。カンカン、ガクガク・・・。
「エッ、スマホ?」
「えっ、クルマ?」
「はっ、カレーライス?」
「ハッ、オニギリ?」
「うん、みんな転生者ね‼」
この世界にないものがずらずら、尽きることがない。
「もしかして、王太子妃様も・・・。」
「絶対、そうよ。」
「5人戦隊とかレンジャーなんて日本人でしか思いつかないわ。」
「私も、日本よ。貴方たちも……。」
「全員、日本ね。」
5人とも、日本人の前世持ち。
出てくる発想に誰もが懐かしそうだから、時代も遠くなさそうだ。
だが、敢えて、前世の年は聞かない。聞かないのが、妙齢のルールだ。
欲しいものはいっぱいあれど、技術が追い付かないし、分からないのが多い。
すぐに再現できるのは料理だけだった。
料理でも、この世界に少なく、夢にまでみるデザートで決まった。
「どれにする。」
またもや始まったカンカン、ガクガク。
決めるより、あれが食べたい。これが食べたい。
もはや、机上の空論を食べてしまう勢いだ。
何とかまとまり、実家も巻き込んで、王都の一角に小さな店舗を借りる。
当初、反対をされたが、完成品を食べさせたら5家全部投資にまわった。
どの家族も、口に入れた途端目の色が変わり、顔がとろけた。
男爵家なので裕福ではないが投資費用は5等分だ。そのくらいは問題ない。
メニューは1種類のみ。アレンジで5品にした。
1 レッドクレープ
苺または苺ジャム+生クリーム
2 グリーンクレープ
キウイフルーツまたはキウイジャム+生クリーム
3 イエロークレープ
オレンジまたはオレンジジャム+生クリーム
4 バイオレットクレープ
葡萄+葡萄ジャム+生クリーム
5 シルバークレープ
はちみつ+生クリーム
以上、同じみのクレープだ。それぞれ、季節にあわせ用意する果物を変える。
試食会は、もちろん家族に大好評だった。
店名は 【レンジャー クレープ】
王太子妃様に乗っかった。
開店準備は順調だったが、問題が発生してしまった。
泡立て器がなかったのだ。そこで、泡立て器を開発した。
日本の既製品を真似しただけだが、こっちには無い。無いので特許申請。
さらに、男爵家とはいえ貴族令嬢は厨房には立てない。
歯がゆい思いで各家から一人ずつ助っ人を厨房と接客要員として招集した。
5人は指導と監督だ。
『ビシバシ行くわよ。』
材料は、各家から格安で仕入れさせてもらった。
もちろん、軌道に乗ったら正規に価格で購入予定だ。
5人もいれば小麦の産地や酪農が盛んな地域がある。
ワインもあったので、葡萄も選び放題でウハウハだ。
ついでに果実の色々も見つかり、埋もれていた果物が見つかった。
クレープに続く構想も思い付いた。
でも、欲はかかない。先ずはクレープだ
販売価格は、正規の仕入れ等と将来の人件費も考えて少しお高めに設定した。
今は、実家におんぶに抱っこされている状態だが、ゆくゆくは自立したい。
今は、未成年だし、甘えさせてもらった。
お試しに、学院のお休みの日に販売してみた。
もちろん、宣伝はいっぱいしたし、小さなクレープもおやつに配ってみた。
そのおかげかバカ売れし、みんなしてハイタッチで喜びあった。
テイクアウトのみのお店なのに大成功で、5人と実家は大変財政面で潤った。
その勢いで、店舗も一等地に転移して、客席も作ってみた。
クレープカフェの誕生だ。
売れれば当然真似されたので、賠償金を分捕……イエ、いただいた。
そのための特許だ。
それでも、正規のお店もふえたので、反対する実家を
『似たようなお店はどんどんでてくるか、ら高値で売れるときに』
と説得して店の権利を売却した。
バカみたいな金額を平等に5等分して分け合った。
元々投資割合も同等にしていたのでもめるようなことはなかった。
5人とも家族と仲良しなので、殆ど全額実家へ渡したらしい。
でも、クレープや泡立て器の特許料は自分たちの取り分とした。
ついでに、サラダクレープとかの考えつくアレンジクレープのレシピを
売却した店に売りつけた……。
のではなく、好意で考案したらアイデア料を頂いた。
結構、イヤ、だいぶちゃっかりしている5人だ。
「権利は大事よ。」
5人の一人勝ちで、5人でひそかにニンマリした。
「これからなにする?」
レンジャークレープを開店したのが1年の終わりの頃で、売却したのが最終学年の半ばだ。
「何するって、私は卒業試験に受けてお勉強よ。」
「まずい教科でもあるの?」
「ないわよ。でも、試験に通れば良い、なんて言わないわよね。」
「そうね、金儲けはできてもねえ・・・。って言われるわ。」
「さすが、男爵家令嬢ね。ってね。」
予定される状況を回避すべくお勉強に立ち向かう。
5人ともありがたいことに日本の教育を受けた記憶はある。
「計算問題は、問題ないわね。」
皆、自信をもって頷いている。なら、自信のない教科は、
「私は地理。」
「私は歴史。」
「私はダンス。」
「私はマナー。」
「私は物理。」
一人、前世の苦手を告白していた。
「あら、物理なんてないか~。よかった。」
「私は英語が苦手だったわ。」
「私は音楽よ。楽器はなんとかなったんだけど、歌がね。
歌の実技なんて地獄だったわよ。音痴~とか、笑われたの。」
「私は体育よ。運痴~なんて呼ばれてね。」
「私は、食事は楽しく食べたいの。
外では猫かぶってるけど家では自由にしてるわ。注意はされるけどね~。」
ひと時、前世の言い合いに花がさいたけど、最後は、
「日本の知識が役立ってるし、今の家族に不満はないし、いい思い出ね。」
卒業試験に向けてお互い助け合っていた頃。
各々の男爵家では、ある書類の整理に追われていた。
男爵家令嬢への釣書があふれんばかりに届いていた。
「私たち、たかが男爵家令嬢よ。」
「お金が目当てよね。」
「まさかの上位貴族からもあるのよ。」
「無下に断るわけにもいかないし、困るわ。」
「ねぇ、お申し込みが重なっている方いるのかしら。
そんな方は、お断りよね。」
「「「「もちろん」」」」
驚くことに、三割の釣書がどっかに消えた。
「でも、まだまだいるわ。」
「貴方たちは、釣書をきちんと見ました?」
「興味が無いから・・・。」
「釣書に興味がありまして、ちょっと覗いてみたの。」
「それで、良い方は、いらっしゃいました?」
「その逆。」
「逆?」
「失礼しちゃうのよ。私の名前が『バイオレット』になっているのよ。」
「「「「エーーーー。」」」」
「失礼でしょ。『そんな男は要りません』て、
お父様に言ってお断りしたの。」
「で、」
「で、釣書が、当初の2割になったの。でもね・・・。」
「でも、」
「バイオレット嬢になっていもお父様もお母様さえ気付かなかったのよ。
自分たちで付けた可愛い娘の名前よ。そっちの方がショックよ。」
「あー。気持ちは良くわかります。」
「きっと、家もそうだわ。」
「家もあり得るわ。」
「私なんて、家族にさえ『シルバー』って呼ばれてるわよ。今更よ。」
「勘違い野郎や名前さえ調べられない男は、お断りよ。」
ため息まじりだが、そんな男どもはみんなで笑いの種にしてやった。
もちろん、5人だけの時に。
とりあえず、卒業試験に集中したいとお見合いは保留にしてもらった。
卒業が決まったある日、男爵家では同じ光景が催されていた。
「おい、レッド。 こ、こ、この招待状はなんだ。」
「おい、グリーン (以下同文) 。」
「おい、イエロー (以下同文) 。」
「おい、バイオレット (以下同文) 。」
「おい、シルバー (以下同文) 。」
「王太子妃様のお茶会の御招待状ですね。
それより、娘の名前はちゃんと呼んで下さいね。お父様。」×5
各男爵家では、当主を先頭に使用人まで、上に下にと右往左往している。
当の本人たちは、のほほんとしたものだった。
「とうとう来たわね。」
「案外、遅かったわね。」
「試験を考慮してくださったのよ。」
「お土産はやっぱりクレープよね。」
「どうする、ドレス?」
「あれをアレンジしましょうよ。」
「あー。あれね。」
「時間もないですしねー。」
「気に入ってくださるかもよ。」
「転生者ならねー。」
何やら、いたずらっ子の微笑みを浮かべている。
お茶会当日は、新作のクレープと、
各男爵家が腕によりをかけて作り上げたクレープを持参することになった。
各家の厨房はよそに負けてられないと拳を振り上げていた。
各当主は、当然の乗りである。
「ご苦労様よね。」
「当主としては・・・、ネエ。」
「分かるけどー。」
「見え見えよね。」
「仕方無いでしょ。」
少しでも我が領地を・・・。
思いが空回りして、とんでもクレープができてしまったのだ。
例えば、酪農の領地なら、肉から始まりチーズ、ヨーグルト、クリームなどの
全部乗せクレープだ。果物の全部乗せクレープとかもある。
焼き魚のクレープもあった。
美味しいクレープもあるのだが、なんせ、見た目が良くない。
とうとう、5人が指揮を執るしかなかった。
もちろん、焼き魚は却下した。
「疲れたわ。」×5
疲れがとれぬまま馬車に揺られて『いざ、王宮へ』。
5人とも白地のドレスで、アクセントに自分の色を加えて良く映えている。
髪飾りも色違いで統一されている。
お土産は、苦労したクレープだ。
さすがの5人も、少し緊張気味の様子。
「とうとうね。」
「ホント、早く終わって欲しいわ。」
「お土産は、問題ないわよ。」
「ドレスは?」
「絶対、大丈夫。だって、絶対、転生者よ。」
「でも、よかったわー。」
「何が?」
「お遊びで、このドレスをつくったことよ。」
「そうよねー。役立つもんね。」
「みんな、似合ってるわよ。」
とある過去の日、5人は退屈していた。
そこで、
「ねえ、どうせ私たち、ピンクレンジャーなんだし、
それにちなんだドレスでも作りましょうよ。」
「いいわねー。さんせーい。」
「白地でアレンジは各自にしましょうか。」
「ちょっと不安だけど、いいわね。」
「髪飾りは、宇宙っぽくしましょうよ。猫耳ならぬ、宇宙耳よ。」
ここから、カンカン、ガクガクのデザイントークが鳴りやまない。
そんなドレスに身を包み王太子妃様のお茶会の会場にやっと到着だ。
招待客は、予想していた通り5人のみ。
「やっぱりね。」
「居ないわねー。」
「きっと、話したいのよ。」
「そうよねー。」
「シー、いらっしゃいましたわ。」
とうとう、王太子妃様とご対面だ。
もちろん頭を下げる。45°に。
堪えきれずの王太子妃様の爆笑を頂いた。
見慣れない挨拶に、お付きの方が前にでるけど、王太子妃様が
「この礼は、ある国の最上位の挨拶よ。今日は、構わないわ。」
笑いながらの、寛大なお言葉だ。
王太子妃様と5人が案内された席に収まると、お茶会の始まりだ。
テーブルには、お土産のクレープと、なんと日本茶が並んでいた。
5人の驚く姿を『してやったり』と得意そうに眺めている。
王太子妃様も日本からの転生が確定した。
王太子妃様は、お付きの方を遠ざける。
「貴方たちもお土産をいただきなさい。ここは大丈夫よ。」
あらかじめ、準備されている別のテーブルがある。
もちろん、目が届くところだけど、会話は届かないところだ。
「今日は、我がお茶会にようこそ。」
「ご招待ありがとうございます。」×5
「まず、お茶ね。緑茶よ。ある国からいただいたのよ。」
「驚きました。」
「フフフ。でも、クレープをいただいた時の私の比ではないでしょうね。
今日は、無礼講よ。敬語も要らないわ。」
「ありがとうございます。。」×5
「それより、クレープをいただきたいわ。よろしいかしら。」
「「「「「もちろんです。」」」」」
「新作ですって。うれしいわ。いただきます。」
食べながら、涙する王太子妃様だけど、5人は見なかったことにする。
食べ終わっても、静かに涙している。
ようやく、
「貴方たちも、転生者ね。私は、日本よ。」
5人が転生者と確信している。
「私たちも日本からの転生です。」
「クレープを初めていただいた時、そうだと思いました。
クレープと聞いて、侍女に買いに行ってもらったのよ。
期待しないようにしたけど・・・。
クレープを手にした時は、手が震えたわ。」
思い出したのか、またもや涙目だ。
「それに、5人戦隊とかピンクレンジャーとか変な名前を付けて
ごめんなさい。前世で好きだったの。
5人戦隊のテレビをよく見てたのよ。」
思い出すように目を閉じる。
それから、各々の好きなテレビ番組とかアニメとか漫画の話に花がさいた。
もう、ここには王太子妃や男爵家令嬢の垣根はなく、
前世を日本を懐かしむ者たちがいた。
「ねえ。そのドレス、もしかして?」
「はい、レンジャーの制服です。
見た目は普通のドレス、その実態は・・・。」
5人で変身だ。
「アハハハ、オカシー。なつかしいー。」
王太子妃様は大いに楽しんでくれたようだ。
5人のドレスは、ジャケットのようなドレスを脱ぐと、中は、
パンツスーツになっている。白地に各々の色をベルトや襟に使い
レンジャーらしく活動的に作られていた。
「これ、猫耳ならぬ、宇宙耳です。」
「かわいいでしょ。」
「今度、かんざしでも作ろうかしらね。」
「先っぽは、耳かきがいいわ。」
「王太子妃様はどんなのがお好きですか。」
「う~ん。……。私ね。7歳で死んだの。
だから、前世の思い出って狭いから、
どんなのって聞かれても、すぐみつからないのよね。
ただ、甘味はすぐ思い出したの。
けれど、クレープを食べたことはあっても作ることができなかったわ。
プリン食べた~い。アイス食べた~い。とか何度、思ったことか。
それにね。やっと、自転車に乗れるようになったばかりだったの。
ママの後ろの椅子じゃぁなく、
自分で漕いで走る自転車は風が気持ち良かったわ。
この思い出を、誰とも話せず共感できなくって、
何度、ベッドで涙したことか。でも、今日は、すごく楽しかったし、
胸の奥でくすぶっていたものが無くなったように感じるの。」
それは、5人にも言えることだった。
ここで、侍女の方が近づいてくる。残念だが、時間切れのようだ。
王太子妃様はかすかにうなずき
「今日は、楽しい時間をありがとう。
また、ご招待しても、よろしいかしら。」
「もちろんでございます。」
「光栄でございます。」
「楽しみにしております。」
「ご招待、ありがとうございました。」
「今度は、プリンをお持ちいたします。」
王太子妃様は、ほんのり涙目だ。
5人も、ほんのり涙目だ。
王宮から帰りの馬車の中、
王太子妃様が年上のはずなのに
5人はすっかり王太子妃様の保護者気分になっていた。
「7歳で転生なんて・・・。」
「私たちは、ある程度、日本で生きてきたから・・・。」
「7歳なんて、まだ両親が恋しい年よね。」
「いくら今生の親がいたってね。」
「日本とここでは家族観が違うし。」
「私たち年下よね。でも、何か、姉気分よ。」
「王太子妃だけどね。」
「きっと、色々と苦労してきたのよね。」
「プリン、作れる?」
「もちろん。」
「任せて。」
「自転車も作りたいわ。」
「タイヤが問題よね。」
「代用になるものを考えないと。」
「とにかく、がんばろー。」
「「「「「イエーイ」」」」」
「でも、王太子妃様はピンクブロンドじゃあなかったわね。」
それから、5人は時々王太子妃様のお茶会に招待され、
その都度、地球考案の甘味や料理を届けた。
そして、自転車も。何と、ゴムがあったのだ。
ゴムは、王太子妃様の功績だった。
とある国にご夫婦で視察に赴かれたとき、
柔らかい伸びる素材を発見された。
5人は、すぐさま取引をその国に持ちかけた。
その頃には、5人で商会を立ち上げていて、主に甘味だけれど。
王太子妃ご用達として有名になっていた。
なので、すぐに伸びる素材の輸入は行われた。
もちろん、自転車は出来上がり、
王太子妃様は、王宮を颯爽と風を切って走られた。
王太子妃様の笑顔は、風にとけていった。
5人は王太子妃様が王妃様となられても良好な関係は続き、
仕事に理解ある旦那様までご紹介に与かった。
5人は、料理や甘味だけでなく、自転車などの画期的な商品を発表して大成功を収める。
王様は、側室を持たず、王妃様との間に3人のお子様が誕生して、国は平和だ。
5人の興した商会の名は
【 ジャパンレンジャー 】
ピンクブロンド令嬢たちの物語は、「ピンクブロンド令嬢の物語は始まらない」と
同じ世界で起きています。
ただし、5人の中の誰かがあの令嬢なのか・・・あるいは別人なのか・・・。
それは、読んでくださった皆さまのご想像にお任せいたします。
最後まで、読んで頂いてありがとうございます。




