表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大地への帰還  作者: 桐生真之
31/56

15 発見

「おにいちゃん……」

「おにいちゃん」

「おにい、ちゃん?」

 目が覚めると廊下に倒れていた。顔を上げると、自分に声をかけたのは妹のあけびであることがわかった。

「おにいちゃん、どうしたのこんなところでー?」

 見られてはならないものを見られたが、言い訳なんぞ考えるのも面倒だった。

「なんでだろう、わからないな……お前は何をしているんだ」

「おトイレー」

 青年は起き上がる。立ちくらみがするが、悟られないように平静を装う。

「そうか、……俺は部屋に戻るから、お前もな」

「はいですー」

 部屋に戻った青年は今度こそ布団のなかで眠りについた、隣に眠る姉が悪夢に侵入してこないことを望みながら。

(そういえば、俺は起きなければならないのか、眠らなければならないのか、どっちだっただろうか)

 これが現実だという手がかりのないまま青年は眠りに誘われた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ