魔物討伐!?
3話目をご覧いただきありがとうございます
良ければコメントや感想などお願いします
朝からなぜかお姉ちゃんが張り切っていた。
「どうしてそんなに張り切っているの?」私がそう尋ねると、
「今日は魔物を倒しに行くからね!」
とお姉ちゃんが答えた。
「そうだったね。」
私はそう言って支度をした。
「じゃあ行こっか。」
お姉ちゃんが私にそう言って私と一緒に家を出た。
「君達はどんな魔物を討伐するんだい?」
フラムさんがそう私たちに尋ねた。
「今日はオークを倒すんだよ!」
お姉ちゃんがそう言った。
そんな話をしていたら討伐予定のオークがいる森の近くまで来ていた。
もう少し歩くと、お姉ちゃんが、
「オークって強いのかな?」
と私に聞いてきた。
「分からないよ。」
私はそう答え、お姉ちゃんと一緒に森に入っていった。
森に入ると、ドシン...ドシン...とどこからか地響きのような音がした。
しばらくすると、バキキ...という木が折れる音と共に巨大なオークが2体現れた。
「え...」
私がそう言うと、
「でかくない!?」
お姉ちゃんがそういった。
オークが近づいてくる。その時お姉ちゃんがフラムさんを構えた。次の瞬間、フラムさんが爆発した!フラムさんがこう言う、
「魔力を僕にもう一度流し込むんだ!」
そう言われたお姉ちゃんがフラムさんに魔力を流し込んだ。すると、フラムさんの柄の先端にある炎のような装飾が赤く光った。次の瞬間、フラムさんが赤く輝いた!その時、フラムさんが言う、
「魔力操作は僕に任せるんだ!」
お姉ちゃんは、
「うん!」「行くよ!フラム!」
と言って、オークへ斬りかかった。
フラムさんがオークに触れた瞬間、オークが燃え上がり、そのままオークは真っ二つになった!
しかし、もう1体のオークは私に近づいて来て、私の目の前まで攻撃が迫っていた。
次の瞬間、ザシュッという音と共に、オークの腕が宙を舞っていた。
「大丈夫!?」
お姉ちゃんが私にそう聞いてきた。
「大丈夫だよ。」
私がそう言って自分の手元を見た。そうして見た私の手元には、魔力が剣の形を成していた。その剣の様なものは、だんだん実体化しているようだった。
その剣とクロノさんを私は手に取り、構えた。しかし次の瞬間、オークが残った腕で私に攻撃しようといていた。私はまず魔力でできた氷の剣で斬りかかった。
でもその氷の剣はすぐに砕けてしまった。しかし、その砕けた剣の破片が、オークに突き刺さり、オークの動きが止まった。私はすぐさまクロノさんでオークに斬りかかった。ズバァッという音と共にオークは胸を袈裟に捉えられた。
私はクロノさんを見た。すると、クロノさんに付いている0時を指していた時計の様な装飾が1時を指していた。
その後私たちは家に帰り、魔物を討伐したことを魔剣士協会に報告した。
そして私はクロノさんにこう尋ねた。
「この時計みたいなのは何ですか?」
「...」
クロノさんは何も言わなかった。
私はパキパキを音を立てながら氷の剣を出現させ、こう言った。
「この剣は何ですか?」
「それは魔力の具象化だろう。」
クロノさんはそう言って、
「それは錬金術に近い物だ。」
と続けた。
錬金術かぁ...私は思った。
3話目をご覧いただきありがとうございました
面白いと思った方はコメントや感想などお待ちしております