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4章 大ピンチ

4章 大ピンチ


「お前は…この世界の人間じゃないなぁあ?????」


「!!??!?!」


バレとる

いや何故分かった?

まずは落ち着け、顔に出すな奴は俺の反応を見たいんだ冷静なフリをするんだ


「何を言ってるかさっぱりだな式神なんたらとか怪しい宗教入ってっから妄想を見るんだぞ」


「ククククまあ、良いだろうそんな事よりお前に聞きたいことがある。包み隠さず話して貰う」


まあそうだろうな

俺を殺すだけが目的なら寝てる所を縛り付けて起きるのを待たないだろう

あとこんなに手間かけて俺を捕まえたということは正面から立ち向かっても勝てないから?

もしくは立ち向かう事が出来ない事情が?

とにかく動く事さえ出来たらなんとかはなりそうだな

とりあえずは様子見だ。今は冷静になれ


「一体俺に何を聞きたいってんだ。お前の妄想の中の俺じゃこの世界の人間じゃねえんだろ?なんだオススメの酒か?スピリタスでも飲んどけ」


「今日の昼頃赤目の女と一緒にいたな?」


スルーかよ


「ああ一緒に居はしたが特別知り合いって訳じゃねえ寧ろ鬱陶しいと思っていた所だ」

「しかしなんだ?アイツの情報得てなんか得でもあんのか?」


「フン!」


グチャッ!


「?!?ぐぁあああ!!!」


ハンマーで右手を潰された神楽の右手がドロドロ流れている


痛い。痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い

何をされた?もう指感覚がねえ


「質問しているのは俺だ。お前は俺の言う事を淡々と答えてればいいんだ」


「ウグググ…ああそうかいわかったよ」


隙を見つけてなんとか説得、なんとか脱出を考えたが無理そうだなそんな相手じゃねえ


「質問を変える。奴はお前に仕事をさせようとしたか?」


「ああ、しかも急にな。普通に嫌だったから断ったけどな」


「!?ならお前には…」


今隙だらけなんだけどなあ…縛られてるから何も出来ないんだなこれが


「もういいか?気は済んだろ」

「済んだもう帰っていいぞ」


「え?いいの?」


「さっさと帰れ」


「いや縛られてるから無理なんだけど」


「…」


縄を解いてもらい家から出してもらった


「かなりピンチな状況だったがとりあえず死は免れたか…しかし異世界のしかも深夜に右手負傷して放浪してるって…結構やべえな」


「おい」


声のする方に目を向けると赤目の美少女が立っていた


「なんだお前かよ何してるんだこんな時間に」


「いや…そんな事より怪我してるじゃないか!どうしたんだ?」


「うんこ教徒とか言う奴にやられた」


「なんだそれは…とにかくこい手当てしてやるから」


「余計なお世話なんだよ」


「今強がり言ってる場合か?早くしろ」


流石に痛みと精神的疲労のせいで断りきれなかった神楽は大人しく従うことにした


「ヒール!」


「なに!」


みるみるうちに手が治っていく

これが異世界パワー

医者いらずじゃないか


「これでいいだろう」


「お、おうすげぇなこんなに簡単に…」


「さてと。とりあえずお前は私に借りが出来たな」


「まあ…そう言うことになるかな」


「そしてお前は今放浪中だな」


「ま、まあ…そうとも言えなくもないか…な?」


「私の家はそこにあるんだが…」


赤目の美少女が指を刺した場所を見てみると

今日の夕方見た城だった


「ほー立派な城ですねえ。ほーほー」

「じゃ!俺はこれから用事があるので失礼するぞよ!」

「ふふふ返さないぞぉ…」


「くそ!やられた!!!!」


まんまと赤目の美少女に騙された神楽は強制的に城へ連れて行かれるのであった

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