第134話 女だから
お久しぶりです。課題は終わりましたが、精神的、肉体的疲労が凄まじく……青藍島に出張してました。アサちゃんかわいいです。
あらすじ
帰りたいなら殺してからにするんだな
二人だけの訓練室。互いに引けぬ覚悟と刀を携え、薊が親指でコインを宙に弾く。乾いた音が響く中、二人の動作はまったく同じだった。ただ呼吸のリズムを整え、息を殺し、刀を水平に構える。霞の構えも、両者同様。そしてついにコインは落ち……音が鳴った瞬間、彼らは一気に肉薄した。面倒事は嫌いだ。初手で殺しきるつもりだった。それはお互い同じだったのだろう。
昔、氷兎の首を落とした神速の突き。僅かながら西条の方が速い。それを顔の横スレスレで、正しく紙一重で躱して彼女の肉体が間合いの内側に入り込んだ。西条もすぐさま左手で腰元にある鞘を抜き取り、腹を斬ろうとした刀を防ぐ。
蹴りを入れ、一旦間合いの外へ。だが休む間を与えるものかとばかりに、彼女は振りかぶって上段から斬り下し。それを下から刀で受け止める。鍔迫り合いに持ち込まず、すぐさま刀を流す。
次の一手。手の側面を狙った鋭い一振は、難なく彼女に弾かれる。即座に反撃として、首めがけて水平に刀が襲いかかってきた。西条は刀の腹で受け止め、勢いを殺さぬまま身体を当てる。鍛え上げられた体躯だが、それでもよろめいた。刀を振る暇はない。肘で当身、狙うは腕。潰してしまえば勝ちだ。
しかし見え透いた肘が当たることはない。姿勢を低くした彼女の肩に肘が突き刺さる。腕に当たるよりはマシな結果に抑えられてしまった。けれども未だに拳の間合いであり、刀は意味をなさない……などということはない。肩に当てられた勢いそのままに、彼女は凄まじい勢いで回転しつつ、更に姿勢を低くする。下段、足を斬り落としにかかった。
(まずいッ……)
跳ぶ。しかし地に足つかぬ空中は、彼に無防備な状態を作り上げてしまう。一般人からすればほんの一秒程度の滞空時間であろうとも、薊からすれば追撃の時間となる。ここぞとばかりに、刀を伸ばして更に一回転。威力を受け流すことも叶わず、空中で攻撃を受け止めてしまった西条は、きりもみ状態から地面に着地。幸いにも視線の先に彼女の姿を捉えていた。
(引くなッ!!)
無意識に距離を取りたがる身体を制止するように、心の中で叫ぶ。前傾姿勢で、両手でしっかりと刀を握る。薊の手元には納刀された状態の刀。数メートルの距離が空いているが……一歩で距離を詰められる。二歩で踏み込み。三のタイミングで……鞘を引き抜きつつ、抜刀。
自分の技だからこそ、それがわかりきっている。しかし抜き放った一撃は到底そのまま止められるものではない。来ると分かった瞬間に、刀の腹を片手で抑える。そして全力で受け止めた。
ガンッ。その音を文字に表すとしたら、そうなるのだろう。踏ん張って堪えている西条と、殺しきれずに忌々しそうに顔を歪める薊。お互いの視線が交錯する。
叩きつければ折れてしまいそうな、透き通る刀が二振り。それぞれノーデンスの加護を与えられた、人間では成し得ない業物。いくら斬り結ぼうとも、刃こぼれはなく、水の膜が刀をあるべき姿へと戻していく。
「クッ……!!」
ギリギリと、刃が擦れる。女体を思わせない鋭く重い一撃だった。それもそうだ。この世界ではそれが当然なのだ。筋肉の付き方。思考回路。社会的立場。そのどれもが男女反転している。だからこそ、目の前にいる彼女というのは、外見だけが異なる自分自身と言って相違ないのだ。
「どうした、後手に回ってばかりだな」
「……甘く見るなッ。一手切った貴様の劣勢だと、わかっているだろうッ!」
押されているように見える西条の、負け犬の遠吠えとも取れる言動。しかしその実、その指摘は間違ってはいない。お互い携えている武器は、己の魔力と呼べるものを使用して刀身に水を纏わせる。使い始めて間もない身ではあるが、それを自分がどの程度扱えるのかは身に染み込ませていた。
そう何度も振るえるものではないのだ。出し惜しみはしていられない。かといって使用しすぎると、前後不覚に陥りかねない。
自分の限界と、押し切らねばならない場面。ここぞという時に使わねばならないのだ。ゲームでいうMPとは訳が違う。使い切ったということは、己の精神力の枯渇。意識不明になりかねない。それを気にせず戦えるのは、現状は魔術師であり、ナイアと契約している氷兎だけなのだ。
「だが貴様も、既に一度使っただろう。盛大に、スカしたようだがなぁ!」
風俗店でナイア相手に一度使っている。それから休息を取らずにここまで来ていた。現状、精神力という意味では互角。西条の言葉は相手を惑わすに至れなかった。
刃は未だに己の首を斬り落とそうとしている。押さえつけているだけでは埒が明かない。踏ん張っている足を無理やり動かし、薊の軸足を蹴りつける。重心がズレたところで、刀を流して距離を詰め、タックル。体勢は崩れたが、転ばない。
(穿てッ!!)
距離を離そうとした薊に向け、離れた位置から刀で突く。届くはずのない距離。しかし魔力を伴って纏われた水が、刀身をさらに伸ばす。そのまま彼女の胴体を貫かんとするが……水の刃を刀で受け止めた彼女は、その勢いを借りて一気に跳んで下がっていく。
(ここで、詰めるッ!!)
納刀する暇はない。抜き身のまま即座に肉薄せんと、走り出した。彼女が地面に着地し、刀を構えるのとほぼ同時に距離がなくなる。そして横一文字に刀を振るった。
(────ッ!!)
ニヤリと彼女は笑う。まだ突き飛ばされた勢いは殺しきっていない。それをさらに利用し、彼女は背後の壁へ跳ぶ。空に浮いたまま壁を蹴り、西条の頭を跳び越すように跳んだ。彼女の姿が、視界から消え失せる。
刀は振り抜かれ、空を斬り。彼女は空を跳び、刃を振るう。ほぼ真上から首を落とすように、刃が迫る。だが……その動きを、西条は知っていた。氷兎との訓練で、よく使われる手だった。相手の勢いを利用し、虚をついた一撃を与える。周囲の地形を使って、視界から逃れる。
故に──
(甘いッ!!)
振り抜いた刀を、そのまま首の後ろへ持ってくる。相手がどういう動きをしているのかなんて、既に目で追えていない。これは完全に勘であり、自分なら首を狙うという憶測に過ぎない。
だが、自分の刀が首を打ち付ける。衝撃は地に足が着いた時よりも小さい。読みが当たったのだ。そして彼女は、跳んだからには着地せねばならない。
刀は未だについたまま。首の後ろにあるそれを滑らせながら、着地した彼女へと接近。首で抑えたおかげで、片手が空いている。流石に受け止められると思っていなかったようで、着地の姿勢が甘い。
刀の鍔と鍔がぶつかり合う。その距離で、西条の肘が彼女の腹に突き刺さった。部屋の隅まで追いやられていた彼女は、跳んだ壁とは別の壁に激突し、喉で空気が詰まる。腹部の強打で、一時の呼吸困難に陥った。
(まだだッ!!)
突き刺した肘を伸ばし、顔面に裏拳。後頭部を強打し、彼女の姿勢が前傾に。しかしやられるばかりではない。彼女は右手に持った刀を戻すと、西条の腹部目掛けて振るう。
『そうするだろうと、わかっていた。』苦し紛れの一手は、実に読みやすいものだ。今度は西条が地面を蹴り、壁と垂直となって一回転。迫る刀を躱しつつ、前傾姿勢となった彼女の後頭部に向けて爪先を落とす。勢いそのままに、彼女は顔から地面に激突する。
(トドメを……ッ!?)
着地した西条が身体に刀を突き刺そうとすると、彼女の刀が光り輝き始める。彼女の身を守るように、刀から水が勢いよく噴出し、とぐろを巻く蛇のように彼女を取り囲んでいった。
その水に触れようものなら、衣服は切り刻まれ、皮膚は裂け、肉が落ちる。流れる水のようでありながら、刃としての性質を持つ。流動する刃のようなものだった。
それは彼女を守るだけでなく、徐々に広がっていく。
(離れねばならんか……)
蛇はやがて竜巻となる。中身すら見えなくなるほどの水の量。西条は背を向けないまま、なんとか距離を離していった。どうするべきかと様子を伺っていると……その竜巻の中で、一瞬の煌めきを目にする。
背筋に一筋の寒気が走った。その場で身をかがめると、竜巻を斬り裂いて真横に水の刃が駆け抜ける。反応が遅れていたら、腹部から上が落ちていただろう。広いはずの訓練室。だというのに反対側まで刃が届いている。
すかさず二撃目がきた。竜巻の中から現れた彼女は、鼻から血を流したままこちらを睨んでいる。それに応えるように、西条もまた魔力を伴わせ、その刀を迎え撃つ。
当たった瞬間、互いの魔力が中和されたのか、それとも弾けたのか。刃であった水は当たった部分から先が砕けるように普通の水へと変わっていき、やがて宙を漂う空気の一部に成り果てる。
(……奴は、今どこを見ていた)
彼女の視線が一瞬だけ別の方向へ向けられた。それを機敏に感じとった西条は、応援でも来たのかと周囲に神経を巡らせる。しかし、誰かが見ている様子はない。
だとしたら彼女は今、なぜ視線を逸らした。この戦場で。この死地で。数秒先は死の世界で。何を想ったのだ。
「っ……貴様、なんぞに……」
血を拭う。西条も額や首に滴っていた汗を拭い……それが朱色に滲んでいることに気づく。首で受け止めた時に、刃が触れたか。気付かぬ間に身体を掠めていた部分があるらしい。
体力、精神力、共に有利。だが一撃で沈むほどの威力を互いに持っている。そも剣士にとって、身体への傷は致命的だ。本来なら、一撃も許容できない。
彼女に与えた殴打は腹と顔。もう少し上を狙って、肋を折っておくべきだったと悔やむ。骨が折れていれば、少しは動きも鈍るだろう。
「私がっ……負けるものかっ!!」
劣勢だと踏んだのだろう。このままでは負けるとも。刀は常に水を纏い始める。そう長くはもたないだろう。それ即ち……決戦。彼女はここで落としきると決めたのだ。
「ハッ……余裕のない顔だな。血を流して多少は冷静になったかと思えば……血の気が多すぎて、効果が薄れたか」
「ほざくなっ! 負ける訳には……ここで、止まる訳には、いかない! まだ何も、成していない!」
「そうだ。何も成していない。我が身を燻る、この想い……あぁ、よくわかる……よく、わかるとも」
静かに、刀を構える。霞の構えではない。下に向けていた刃を、ゆっくりと上へと持ち上げる。両手で優しく握りしめ、切っ先を相手に向けた。基本となる、中段の構え。正眼の構えとも言い……五行で表すと、『水の構え』と呼ばれるもの。
対して、彼女は刀をくるりと回して納刀。鞘からも滲み出る、水の気配。抜刀術は相手の虚をつき、その素早さで仕留める技。抜き放ちつつ一手を防ぎ、弐の太刀で殺す。弐撃決殺の技。
だがその構えは、西条にとって別の意味ともなる。斬撃を飛ばす、神速の太刀。それを常人に目で追うことは不可能。
だからこそ、神経を研ぎ澄ませる。
「────」
「────」
心臓が脈打つ。この鼓動に合わせて、剣を振るうのが一番いい。彼女と鼓動は同じなら、好都合。だがそうもいくまい。
最悪なタイミングで来るなと。そう願う。
脈打つ。脈打つ。ドッ、ドッと。
呼吸が浅い。鼻で息をしていられない。口から微かに漏れ出ていく。深呼吸なんてしていられない。あぁ……息が詰まる。
されど。この刹那の時が───
「───セァッ!!」
───心を、狂喜に彩るのだ。
「ッ───!!」
刀が振り抜かれ、水の斬撃が西条を襲う。それを正面から、同じく纏った水で叩き斬る。斬撃は露と消え、弐の太刀が襲いかかる。伸ばされた水の刃は足元を狙い、それを身体を横向きにして回転しながら避ける。跳んだ西条を狙う参ノ太刀。回転しながら刃を振るい、かき消す。
着地すると、彼女の姿が目の前にあった。血塗れた顔で睨みつけ、それを鼻で笑う。
壱撃。弐撃。参撃。肆、伍、陸。漆、捌、玖。ひたすら斬り結ぶ。躱しきれない刃が肉を浅く貫き、太ももからは血が流れ、眼鏡に血の斑点が付着する。
だが止まれぬ。止まることなどできぬ。己はまだ、何も──成しては、いないのだ。
「───ッ!!」
拾。その一撃は力任せ。息も切れ、精も尽き。西条が残った力で彼女を水の刃の範囲外まで弾き飛ばす。
纏うだけの力は、絞り出す程しか残っていない。お互いに、その距離はもうなんの意味もない。額から落ちていく血を、鼻から垂れていく血を、崩れ落ちてしまいそうな、血塗れた足を、振り抜くだけで精一杯な腕を。
あと一度。そう言い聞かせる。
(……また)
彼女の視線が、西条から逸れた。だがそれも一瞬のこと。
死に体も同然の彼女。立っていることすら苦痛な西条。お互い、それが最後の一撃となることは、わかっていた。否、これで終わらせられなければ、負けだということを。
「っ……ふぅ────」
構える。一手でいい。ならば、霞の構えを。
「スゥ……フッ───」
構える。一手でいい。だから、霞の構えを。
「───っ」
勝たなければならない。そうしないと、世界が終わってしまう。眉唾物だが、あぁ……そんな理不尽な世の中だ。きっとそうなのだろう。だから、勝たねばならない。そうしないと……何も、成せない。
「───ッ」
負けてはならない。己の敗北は口惜しいが、だがそれは負けではない。そうだとも。己にはまだ残っているものがある。残っている人がいる。だから、負けてはならない。それこそが……己の、成すべきことなのだ。
『────』
間が流れる。一瞬だ。過激で、惨劇で、狂喜なこの舞台は、あぁ終わる時は儚いものなのだ。
勝たねばならない。
故に。
負けてはならない。
故に。
「っ……せあぁぁっ!!」
「ッ……ゼアァァッ!!」
血の水溜まりを跳ね飛ばし、刀を引く。同時に跳び、ただこの刃をその胸に突き立てんと。そして叫ぶ。血が滲む声で、己の成すべきことを。
「貫けぇぇっ!!」
勝たねばならないから。
刃から、細い水の刃が伸びる。それは極小であるが、極めて密に纏まった束であった。その水は全てを貫き、穿ち、射殺すだろう。その一撃、ただ勝利のために。
「纏えッ!!」
負けてはならないから。
刃を水の膜が覆い尽くす。それはやがて小さな渦潮となり、迫り来る恐怖を跳ね除ける。全てを穿つであろう水柱の軌道を逸らし……その水は西条の右頬に傷を残す。
「───がっ……は、ぁ……」
刃が生える。彼女の背中から。血に濡れても尚、その輝きを失わない鏡の如き刀身が、貫いている。
最早刀を握ることもない。西条は彼女に刀を突き刺すと、そのまま横を駆け抜け、止まる。背後からは彼女の倒れる音と、刀が地面に落ちる音が聞こえてきた。
勝敗は決した。ただ、勝たねばならない。負けてはならない。その差だった。全員を殺して、なおかつ生き残らなければならない薊と、自分が死んだとしても問題はなく、疲弊した薊なら後の二人でもどうにかなると、ある種の信頼をしていた西条。その差が顕著に現れ出たのだ。
「か……か、ふ……」
まだ死んではいない。振り向いた西条が目にしたのは、落とした刀を拾うでもなく……必死にどこかへと手を伸ばしている薊の姿だった。その手の先は、訓練室の扉。そして、その先であったのだろう。
「……愚かだな。殺し合いの最中に、他人を想うことに思考を割くとは」
「ぐ……ぁ……、ぜ、だ」
「何故、と問うたか」
「……お、なじ……なんだ、ろう……だ、のにぃ……なぜ、まげだ……ぁ、たし、がっ……」
動けなくなった薊の顔の前へと移動する。その顔は、憎悪。恨み、妬み、嫉み、呪っている。それを西条は、正面から受けて立つ。
「わだし、がっ……おん、な、だから……まげた、のか……」
「……あぁ、そうだとも」
無慈悲な言葉を差し向ける。
「やはり、違うのだ。貴様と、俺は。それに……この憎しみも、痛みも、全て……俺のものだ。貴様のものではない。貴様がこの世に生まれ、育ち、得たものは……やはり貴様のものなのだ。それがデータであったとしても。例え本当に体験していなかったとしても。それを感じ、どう思ったのかは……貴様だけのものだ」
だから、違うのだ。貴様が殺し合いの最中に、彼女らの身を案じたことも。俺が、そうでなかったことも。そもそも不可解だ。なぜ奴らの身を案じなければならない。よりにもよって、死の間際まで。
最後の最後まで、俺に目を向けず……あの扉の向こうへ、手を伸ばす。
「……そうだ。『俺とは違う』だから……貴様は……」
未だ、手を伸ばしている。その両目から零れ落ちるのは、朱色の涙。
ゆっくりと近づき、彼女の胸に突き刺さった刀を握る。
差異なんて、きっとそうなかった。けど違うのだ。同じじゃない。同じ気持ちを共有なんてしたくない。自分が得たものは、自分だけのものだ。だからこそ……。
「……負けたのだ」
引き抜く。彼女の口から、嗚咽が漏れた。血塗れた刃を振り払って、鞘に収める。
「……死の間際に想うことが、それか」
復讐でもなく、悔いでもなく。ただ届かぬ言葉と祈りを、扉の向こう側へ。
「……解せぬな。やはり、別物だ。俺は……俺だけだ」
家族への復讐。それだけが望みだった。だからこそ、死の間際に手を伸ばす先が、違うだろう。俺はそんな存在じゃない。
もはや動くことのない女から、目を逸らす。頬に刻まれた一文字から、血が滴り落ちている。それを袖で荒く拭うと、扉に向けて歩みだした。
……本当に、最後がソレなのか。
扉を開ける直前、彼女をもう一度見やる。伸ばした手は、誰に掴まれることもない。孤独な終わり方だ。きっとそうだろう。この手を掴む者はいない。
家族への復讐だけを。だから……その手は……。
「………」
まだ、終わりじゃない。あの手から目を逸らした西条は、訓練室から重い足取りで出ていった。
To be continued……
やっぱ殺し合いを……最高やなと思ったので初投稿です。
長くなりましたし、久しぶりの執筆はなかなかアレですね……。
失踪はしませんよ。終わりまで話は固まってますし。結末書きたいですしね。




