1/7
天災屋と奇妙な仲間達
初投稿です
宜しくお願いします
「ねえ!そこの青春していなさそうな君!」
放課後、丁度黄昏時、一人教室で本を読んでいる僕に
彼女は突然声をかけてきた
恐らく走って来たのだろう
次の言葉を繋げることなく、ぜいぜいと苦しそうに息切れしている
「はああああああああ、ひゅううううう、ぜいぜい」
………どうゆう息切れの仕方だ
見ているこっちが、心配するような息切れをしていた彼女も
ようやく息を整え、会話を切り出す
「わ、私『請負部』っての所属してるの部紹介の時に見て知ってるよね!』
知っているとも、なにせこんな異質な部活はそうそう無い
『請負部』部員が全員「請負人」で構成された部活
彼らは、何でも引き受けなんでもする
別名「なんでも屋」「便利部」等々…
その異質さは飛び抜け『請負部』の部員は皆変人であると言うイメージが定着している
そんな部活の部員から何の用だろう
「単刀直入に申しちゃいます山田くん!どうか『請負部』に入って下さい!」
………
「ほへ?」
これが僕の奇妙な青春の始まりだ