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暗黒の森の精霊さん  作者: ウソ
7/13

第7 精霊さんの納品!

儂はドップ。

ドップ商会の会長である。

ドップ商会はルマ大陸の有数の大商会であり、その影響力は貴族にも劣るに勝らないものがある。


ここまで成長出来たのもある方の取引があってこそである。

今日はその方がこちらに来る日である。

準備は万端である。


儂は自分の部屋で待つ。

多分もうそろそろ来られるであろう。


儂は椅子に座り待つ。

数秒だろうか、部屋の中に異変が起こった。

部屋の中央で光が発生しその光から幼子の姿をしたあの方が出てきた。


「ドップ!

来たーーー!」


来られた!

うむ、満面の笑みで機嫌は良さそうだ。

こうして見ると本当にそこらに居る幼子と見分けがつかんな。

歳が一桁に見えるが儂と初めて会った時から変わらぬその姿はやはり人とは違うのだろうな。


「ようこそお出でました!

精霊様!」


『暗闇の幼子』『国崩』『望願之神』。

精霊様には色々な呼び名がある。

神とも化け物とも言われる精霊様。

吟遊詩人は物語の怪物や悪役として話すが実際は違う。

精霊様は人を喰らう化け物でも望みを叶える悪魔でもない!

ただ、人とは違う価値観があるだけなのだ。


「うん、ドップ、元気?」


この通り、精霊様の儂の健康を気遣って下さるその優しさ。

世界の誤解した輩に伝えたいぞ!


「えぇ、この通り無事ですぞ。

精霊様もお変わりないご様子でこのドップ、嬉しく思います。」


「うん。

獲物、出す?」


「いえ、今回もいつも通り解体部屋で出して下さい。

大量ですよね?」


あ、危なかった。

ここで精霊様が狩った物を出されたら部屋が埋まってしまって堪らないからな。


「うん、大量。」


精霊様が大量と言うくらいだ、ここより広い解体部屋も埋まってしまうかもしれん。


「では移動しましょう。」


^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^


解体部屋に信頼出来る従業員を10人呼んで精霊様が出した獲物をどんどん倉庫に持って行かせる。


タイラントワーム、ヘルベル

バーサークベア、ビッグモール

ツーヘッドウルフ、バジリスク

キングゴブリン、キングトロール

スカルヘッド、リッチロード

デュラハンクイーン、リールローズ

全て国を落とせる魔物だ。

従業員も怯えながら運んでいる。

おい、怯えた目で精霊様を見るな!

従業員には凄腕の冒険者として紹介しているし精霊様には大人の姿を取って貰っている。


精霊様と儂の関係を知らせるのは危険でもある。

精霊様に敵対している国は多い。

そんな精霊様との関係を知られれば商会としは終わるだろう。

行商人であった頃ならば儂だけが損をするが今は商会持ちである。

家族や従業員の生活も掛かっておる。

慎重にならねばならん。


だから精霊様の性格を広めるのは難しい。


「ドップ、肉、魚、交換。」


「なんですって!?

肉もあるんですか!?」


魔物の肉は高級品、物によっては国を買えるほどのもの!


「おい、倉庫から魚を持って来い!!!」

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