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集団的自衛権と強行採決

作者: mio

15/07/24 まえがき追記

政治的な内容のエッセイについて他の方のエッセイでも問題があると指摘がありましたので運営様に一応確認しておりました。

転載はアカンと思うので簡単に

Q:政治的エッセイってあかん?

A:問題なし。

 規約やガイドラインに引っかかったらアカンけど。


Q:今後はどう?

A:社会情勢とかによって変わるかもしれない。


だそうです。

はじめに


ふとランキングを見ていた際に民主主義の崩壊だの何だのというエッセイが上がっていたのをみて

すわ、それなら反対意見もあるべきではなかろうかと思い少しばかりペン?をとった?次第であります。


報道からして反対により切っており全く賛成派の報道を行わず

耳障りの良い平和という言葉でかき乱されておる気がしました。


平和を求むのは万人共通であり至極当たり前のことですので

とても耳障りがよく、まるでそう謳うことがとても素晴らしいことに聞こえます。


ですが、平和と発展は上述の通り皆の思いであるわけですから

言わずもがな…ではないのでしょうか?


集団的自衛権問題について少し思考を巡らせてみましょう。



1.強行採決は民主主義的か否か


 最初に、民主党政権時の強行採決回数10回。

 特に郵政改革法案については小泉政権時に長い間審議を行い成立させたものを

 6時間の審議で強行採決により通しました。

 ふむ…はてさて…


 さて、強行採決は民主主義的か否か。という点ですがこれについては

 大抵の場合は間違いなく民主主義的といえるのではないでしょうか。

 特に、今回のケースでは100時間以上の審議を行っています。


 国民投票により選出された代表が意見を交わし合い審議を進め

 採決を行って決定する。

 

 この流れが民主主義でなければいったい民主主義とはどういった内容なのでしょう?


 安部総理はもともと安保法案の改正を公約としていましたし、選挙により選出されたのですから

 国民の意見の代理であるわけです。


 さらに、理解を深める必要があるということで審議の時間を長時間とっていたわけですが

 その間に野党がやったことは審議拒否や揚げ足取りですよね。

 反対反対って言っても言ってることは感情論じゃ論議にならないですよ。

 総理はわかりやすい喩えをインターネット上で説明もしていました。

 そのような状態で長々と会議を続けてもなんの進展もないでしょう。

 ならば採決に踏み切るというのはふつうのコトではないでしょうか?


 審議拒否こそ議論を捨ててるわけですから民主主義をないがしろにしてませんか?


 対案を出さない。

 賛成派を納得させる意見を出さない。

 おまけに欠席もする。

 会社の重要会議で同じことをやってみてください。

 素敵なことになると思いますよ。

 そりゃそんなやつ無視して話しまとめにかかりますよね。

 時間は有限だし待ってもくれないのですよ。


 民主主義なのですから、意見を戦わせて自分の思想に賛同させるのが筋ではないでしょうか?

 それが無理でも譲歩引き出せるように討論しろよ。

 「自民党感じ悪いよね」とかいうアホみたいなプラカード作ってる暇があったらまともな案出せよ。


2.9条は平和を守れるか

 

 最初に、今の憲法は敗戦時に戦勝国によって作られた憲法というのは皆さんご存知のとおりです。

 そしてもはや成立から70年そのままとなっています。

 して、同じく敗戦国のドイツは51回の改正を行ってるようですね(Wikiより)

 改正回数でぐるると

-----------------------------

ドイツ:59回

フランス:27回

カナダ:19回

イタリア:16回

アメリカ:6回

日本:0回

※2013年時点

------------------------------

なかなか面白い。


 さて、9条は平和を守れるか。ですが、私は絶対に守れないと言い切ります。

 それはなぜか?

 近代史を少し見るだけでも一目瞭然ですね。

 例えば尼港事件。襲撃を受け、10倍以上の戦力差という少ない防衛力のため日本人が虐殺されました。

 例えば盧溝橋事件。反撃を控えた結果何度も銃撃を受けてます。

 例えばベトナム戦争。韓国軍による虐殺は有名ですね。

 例えばチベット紛争。巡礼者が無差別に撃ち殺される映像なども出回ってましたね。


 ついで言うと日本国憲法制定後に軍人でない人が戦死してますよね?

 朝鮮戦争で。

 9条があるから大丈夫?現に人死んでますよ?

 


 9条は戦争の放棄です。

 軍を持たず、また交戦権を認めないという内容です。

 つまり9条に従えば一切の交戦を認めないわけですから

 すなわち「攻撃されたら死ぬか逃げとけ」ってことですね。

 

 あくまで日本は戦争しませんよ。という内容ですので相手が戦争仕掛けてきませんよってことではありません。


 さて、平和憲法だとおっしゃられる方。

 この9条で国民の安全と平和を守る「具体例」を教えていただけないでしょうか?

 私にはとんと検討もつきません。


3.集団的自衛権の行使は違憲か


 最初に、私はこれに関しては「違憲に決まってるやん。自衛隊も違憲やし。」という意見でした。

 いや、行使可能にするのは賛成なんですけどね。


 さて、集団的自衛権の行使は違憲か。についてですが正直わかんないですね。

 改憲しちゃえ派なので思考停止させたっていうのも理由ではありますが

 ちょっとした記事を見かけたりした結果「あれ?合憲っぽい?」となりまして


 まあ、何かというと日本国憲法前文に


 「われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、

  政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、

  他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。」


 とあるわけですね。

 もちろんその前に平和を…と言った内容があるわけですがつまりこれ…

 自国のためだけでなく他国のためにもってことですよね?

 そうなると他国が平和維持のため力を貸してくれって言っていた場合は力を貸しましょう

 ってのが基本原則になるんじゃないかと…


 どのみち現在の憲法では前述の通り国民を守れないと思っているので

 改憲してまえよという意見なのでちょっともう頭が働くの拒否してます。

 

4.国連加盟国として

 

 最初に、国連の憲章に集団的自衛権について記述があります。


 さて、国連加盟国として。ですが、日本は国連に加盟してます。

 上述の通り国連の憲章の中で集団的自衛権の講師について記述があります。


 「国際の平和及び安全を維持すること。

  そのために、平和に対する脅威の防止及び除去と侵略行為その他の平和の破壊の鎮圧と、

  そのため有効な集団的措置をとること並びに平和を破壊するに至る虞のある国際的の紛争又は

  事態の調整又は解決を平和的手段によって且つ正義及び国際法の原則に従って実現すること。」


 集団的自衛権を行使しないということは国連憲章への違反です。


 また、とあるところからなので偏ってる可能性もありますが

 賛成派・反対派の一覧を見ると

---------------------------------------------

■反対■

周近平総書記(中国)

パククネ大統領(韓国)

朝日新聞

毎日新聞

沖縄タイムス

民主党

共産党

社民党


■賛成■

オバマ大統領アメリカ

ヘイグ外相イギリス

ウィルツ政府報道官ドイツ

ベアード外相カナダ

モディ首相インド

ビショップ外相オーストラリア

キー首相ニュージーランド

シェンロン首相シンガポール

アキノ大統領フィリピン

ダム副首相ベトナム

ナシブ首相マレーシア

ユタサック国防大臣タイ

ユドアノ大統領インドネシア

李登輝元総統(台湾)

---------------------------------------------------

とても反対派が赤いですね…どういうことでしょうね。

 賛成派はアジア各国に欧米諸国ですか…

 ふーむ。


5.戦争法案

 

 戦争ってのは金も資源も人材も食いつぶします。

 大東亜戦争が起こった時も資源の輸入を止められたため国家存続のためには

 致し方ないということで起こったわけですが、もともと資源も金も無ければ

 国土も狭く人員も少ない日本が勝てるわけもなく最終的に敗北したわけです。


 さて、日本が戦争するだなんだと、戦争法案だなんだと言っていますが…

 あらゆる面で大国に劣っている日本が戦争する利点はあるのでしょうか?

 戦争するだけの状況を整えるのに一体いくら掛かるのでしょうね。

 どこかの本でもし現在の防衛力を日本のみで維持するならばいくら掛かるのか

 という試算を出した話を見た覚えがあります。


 ものすごい金額でしたよ。

 それを負担できるわけもないのです。

 侵略戦争なんてした日には間違いなく世界を敵に回すわけですから

 徹底的な軍備が必要になるわけです。

 いや、ほんと戦争法案っていう人は現状でどうやって戦争に持っていくのか教えて下さい。

 まさか今の自衛隊戦力で戦い抜ける戦力があると思ってますか?


 あとどこと戦う気ですか?

 可能性としては中国ロシアですかね。

 どっちも軍事力すごいですね。


 

最後に

 現在の日本は防衛力がとても低いです。

 基本的には戦闘不可ですからね。


 米国との同盟・そして国連加盟によって抑止力が持たれているといえるでしょう。


 もし集団的自衛権を行使できないならいざというときには国連も米国も見捨てるでしょうね。

 なにせ自国の損害しかない同盟となるわけですから。

 俺は戦わんけど守ってくれ。って他国の人たちを盾にしているだけですよ。

 

 個人間であっても喧嘩をふっかけられることもあれば強盗に押し入られることもあります。

 国家間も同じです。

 たとえこっちにその気がなくても相手にはそんなことは関係ありません。


 盧溝橋事件の時も日本は全面抗争を回避したかったにも関わらず共産党は蒋介石と日本の全面抗争に持って行きたい

 という思惑のため、引きずり出されてしまいました。


 また、尼港事件では襲撃を受け結果、瞬く間に虐殺されました。

 

 もしあなたの家族や大切な人が襲われてもあなたは平和を守れーなどと相手に言えるのでしょうか?

 守るために立ち向かいませんか?


 国が国民を守るための整備を行うことになんの問題があるのでしょうか?

 性善説が正しいなら戦争や紛争や諍いなど起こりません。


 もう一度。

 こちらの都合は相手にとっては関係ありません。

 襲われた時に守れますか?

 


 皆さんの意見なども見たいため、特に感想の受付を停止したりなどはいたしません。


 お読みになられた方。できればあなたの意見をお聞かせください。

 とくに反対派の方に私の論を聞いて返答がいただけたりするとありがたいです。

 私の周りは賛成派ばかりなのでこれこれこういう場合どうなのよ?って話ができませんので

 貴重な意見を聞きたく思います。

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― 新着の感想 ―
[一言] そもそも、日本は、朝鮮戦争の時に、集団的自衛権を行使して、国連軍側として、海上保安庁の巡視船と掃海挺を派遣しています。なので、集団的自衛権の行使容認、合憲。問題なし。
2015/08/01 10:32 退会済み
管理
[良い点] ないです。 [気になる点] 政治的に熱くなりたいなら2ちゃん行ってくれませんか。 [一言] 運営は問題ないって言うでしょうけどね、個人的には邪魔です。なんでここで載せたん?って感じ。 貴…
[気になる点] 憲法の改正回数のところですがドイツなどは憲法にいろいろ細かく規定していますが日本の場合はおおまかのことしか書かず細かい規定は法律が担っています。 前者を軟性憲法、後者を硬性憲法と呼ばれ…
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