27、奴隷娘の日常的なやつ
ギリギリセーフ!!
本当にすみません!なんとか今日中に投稿です!
私がここに連れられてから何日経っただろう?…おそらくは一月近くは経っているはずだ。ここに来て私が覚えているのは何度も何度も鞭で叩かれたということだけだ。
ある時間になると遠くから鞭の音が聞こえてくる。もし、その時に起きていなければ檻の扉を思いっきり蹴られる。檻の中に入ってきて叩かれる。そして、檻の外に出るのが遅ければまた叩かれる。
男たちに付いて歩き仕事場に着く。私たち奴隷の仕事は日本にいた頃で言えばインフラ整備みたいな感じだった。
しかし、私はか弱い少女だ。重い荷物が運べるわけなんてない。それでも持たないと鞭で叩かれてしまう。頑張って持って運んでも遅かったら鞭で叩かれてしまう。急いで荷物を落としてしまっても鞭で叩かれてしまう。今は冬である、そんな中裸足で作業だ足は冷えるし感覚は過敏だ。叩かれるだけで涙が出てしまう。
仕事が終わると元の檻の中に戻される。檻の中は毛布が一枚ある程度だ。首輪の力により風邪や凍傷は防げるらしいがそれでも冷たい石畳みだ。寒いのには変わらない。たまに見張りの奴隷がからかいで鞭を地面に振るう。その音だけで私はびくん飛び跳ねる。その反応が面白いのか男は繰り返しそれをしてくる。
朝昼夕にはちゃんと食事は出る。パンが一つに水だ。昼の食事は他の亜人奴隷の方たちと一緒にとることができる。私以外の奴隷はほとんどが私より年上でやはり全員男だ。ちなみに女の奴隷や美少年な奴隷は裏の世界で性奴隷として働いているらしい。私は人質ということと、年齢が足りないこともあってそこに行くのを免れたらしい。まあ、今の私からすれば本当にどうでもいい些細な違いでしかないが…。ここにいる亜人の多くは獣人族のハーフやクォーターが多い。獣人族はとても力が強く、またとても温厚であるため私ができないことを手伝ってくれたりする。私はそれに対し感謝の言葉を述べるも、それ以上の関わり合いを拒む。
そんなある日1人の獣人族の奴隷で、この作業場の奴隷達のリーダー的存在のおじさんが話しかけてきた。今は、昼食休憩中である。いくら昼食休憩といえど、奴隷同士の過度の交流はご法度である。しかし、その監視が緩い時が何度かあることを知っている。
「……どうしたんですか」
私は無表情で問いかける。おじさんは私のその素っ気ない態度に私の辛い日常が原因だと思ったのか少し優しく微笑む。だけど私は笑わない。
「いや、今から言うことをしっかり覚えてね。一回しか言わないからね。」
そう言うとおじさんは再びあたりを確認する。おじさんの犬耳もあたりの音を察知するためにピクピク動く。
安全を確認したのだろう。おじさんは私に顔を近づけさらに低い声ではなす。
「君は独房だろうけど、僕らは何人かがが一緒の檻なんだよ。そこで話してたんだ。君が来た時からのその辛そうな姿や鞭で叩かれたときにあがる悲鳴を聞いてね、僕らは君を助けなくては…ここから解き放ってあげなきゃと思ってね。それで、今夜男たちの中で大規模な宴会が開かれるらしい。そのおかげで警備も手薄だ。…実は首輪の力を無効化できる仲間が近くに来ていてね、そこまで逃げれば僕らの勝ちってわけなんだ」
そして、おじさんは一回話を区切ると、息を大きく吐く
「だから逃げるなら今日だ!僕らと逃げよう!ここの下には実は地下下水道が広がっている。そこを突っ切るんだ。いざとなったら下水道に飛び込んでもいい。その先にも仲間が控えている予定だ。どうだい? 一緒に逃げないかい、」
そう言っておじさんは笑いかける。
…ここから逃げる…正直言ってどうでもいい。だけどもこれは私を助けるためらしい。だったらその希望通りに動いてあげるのが良いのだろう。
私は小さく頷く。
おじさんは安心したように笑うとおじさんが頭に手を伸ばす。
突如私の中にジャンカさんが浮かび、距離を取る。
おじさんは少し驚いて、悲しそうな顔をしたがすぐに笑みに戻し
「じゃあ今日の夜迎えに行くから、頑張ってサポートするから逃げようね」
そして私たちの逃走作戦が始まった。
結果から言えばこの作戦は半分成功半分失敗で終わった。
半分成功というのは獣人族のほとんどの人が逃げることに成功したこと。
半分失敗というのは第一目的だった私が逃走に失敗したということだ。
作戦についてはほとんど上手くいっていた。
いや、上手くいったように思ってた。
誰かがリークしたのだろう、逃走経路に多数の奴隷商の男たちが立っていたのだ。そこからは乱戦である。首についている首輪から発する制止の指令により動けなくなる奴隷達…
しかし、一部の奴隷達が無理やりそれに抵抗し男たちに向かってゆく。獣人族というのは力の強い亜人種である。その力によって男たちを組み敷き、そして他の奴隷達を下水道に放り込む。
私も隙間を抜けて逃げられる…そう思っていた。
でも、現実は違った。
何度も何度も身体に、耳に染み付いた鞭の音はすでに私に恐怖を与える権化であった。
突如後方で鞭の音が響く
それだけで足がすくむ
下水道に飛び込もうかと思い流れを見る。
黒々とした濁流が止め処なくながれどうどうと唸りを上げていた。
私はその光景に飛び込むことを躊躇ってしまった。
そして、近くから鞭の音がきこえる。
私はその場に座り込んで動けなくなってしまった。
そして、私は爪を剥がされるなどより厳しい罰を受け今日も奴隷としての仕事を続けていく。
爪を剥がされる時、気が狂うかと思う痛さだった。鞭なんて比じゃない。
爪程度で済んでよかったな。と男たちに言われた。
だけども爪を剥がされるだけで手に、足に力が入らない。
鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる鞭で叩かれる
…………………………………
今、どのくらい経ったのだろう…
ただ言われるままに動く…そんなロボットのような無機質な毎日を過ごしていた
ずっとこのままの生活が続くと思ってた
お読みいただきありがとうございます!
投稿予定時間に投稿できなかった作者です。
やっぱり思っていることを言葉にするのが難しい。
今回は結構いろいろななろうに連載されている作品と表現などと似ている箇所があります。参考に沢山の作品を読んだからというのもありますが…ご了承ください。
さて、次回はなんとか17時までには投稿したいです!やっぱり毎日更新には憧れるので。また、時間を見つけていろいろと改稿するかもしれませんが…
では、