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奴隷娘の大逆転  作者: 逆辻 可愛
少年が少女に慣れるまで
19/45

番外編、少女と騎士の関係樹立的なやつその2

前編とほぼ同時投稿です。

最新話から来た人はお気をつけを

「くっ…」


日本にいた時は柔道をしていた俺である。今の力はひ弱かもしれないが1対1なら逃げれないこともなくはない。しかし今の状況は1対多だしかも全員大人の男であり不利である。


「お前ら、こんなか弱い俺を痛めつけて何が楽しい!」


「いや、まあな、こんなガキを殴ったとこでどうにもならん。だがなあ…性欲の捌け口くらいにはなるんだよな。正直ガキには興味ねえがどれだけ犯し尽くしても妊娠する心配もねえ。安心しろ次第に気持ち良くなっていくし。それこそ薬やそう言う魔法だって使ってやるよ」


俺は呆然として言葉か出ない


(犯す!?今こいつら、俺を犯すって言いやがったのか!?そんなのごめんだ!)


俺は前の男の足を取るともう片方の足を自分足ですくい倒す。そして、走って逃げようする


「おいおいどこ行くんだい?」


別の男が俺を捕まえにかかる。俺はその手を引くとそいつの服を掴み、しゃがんで股を通り抜け一気に引く。男は勢いそのまま背中から地面に叩きつけられる。そして再び逃げようとした時腹に脇腹に衝撃が走る


「グフッ!」


それは初めに倒した男だった。男は怒りそのまま俺を殴りつける。痛い…やめろ!涙が出てくる。そして勢いそのまま服をまくられ地面に転がされる。


やだ…やだ…


男の体のツボを押そうとするが他の男に腕を固定される。そして男の手が俺の股にかけられる。







その時男の顔面に水の玉が飛んでくる。


「ガハッ!なんだてめー?」


男達が水の玉が飛んできた方向に視線を向ける。俺もそこに目を向ける。


そこには体くらいの大剣を背負う騎士の姿があった。


「君達、何をしているんだい?冒険者にもやっていいことと悪いことがあることさえも理解できないのかい?今すぐ彼女を話して登降しろ」


「あん?てめぇ、なにもんだ?」


「兄貴!あの大剣はおそらく"絶刀"だと思うぜ!」


「あん?絶刀だあ!?」


そして、絶刀…ことアッシュさんは手に魔素を集める。


「もう一度言う、彼女を離せ。今離せば、痛いことはしない。」


「あぁ?絶刀だかなんだか知らねえけどこちとら冒険者稼業で鍛えてんだ。そして4対1だお前らやっちまえ」


俺を押さえてるリーダー格の男以外がアッシュさんに襲いかかる…が光が走ったかと思うと既に冒険者達は地に伏せていた。


「な!?どういうこと…ってグフッ!」


そして、男との間合いを一瞬で詰めると光の輪が男を拘束し締め付ける。あまりにの苦しさに男が気絶した。


「少女よ、大丈夫だったかい?」


アッシュさんは笑顔でそう言った。






事件は騎士団の人たちが駆けつけ彼らを検挙、犯罪奴隷行きが決まった。ギルドは彼らの特権廃止とズマナ村への入村を禁じた。また、二度とこのようなことが起こらないよう規約の見直しをおこなうらしい。









そして、俺はアッシュさんと歩いている。やはり硬派なアッシュさんと一緒にいるのは少し緊張してしまう。


「ん?少女よ、何を緊張している?まださっきのことで体のどこか痛いのか?」


俺の身体は運が良かったのか大した怪我はなかった。もし、あのまま貞操を失っていたら、精神的にも死んでいただろうが


「い、いや、なんでもないです。身体は大丈夫…です」


俺が堅苦しく敬語で答える。するとアッシュさんは何か理解したのかふうっと息を吐く。そして、


「はあ…やっぱりミズキちゃんも堅いのは苦手かな?実は僕もなんだ、へへ、ごめんね、僕、騎士って思うと硬派なイメージがあってね、村のみんなは知ってる人が多いのだけど、初めて会ったミズキちゃんにはカッコいい姿見せなきゃなとか思ってね、本当にごめん!」


そう言って頭を下げる


「えっ!?どゆこと?今までのはキャラづけだったってことなの?」


アッシュさんは頭を掻くと


「いやあ…おばさんからミズキちゃんを娘にするって聴いたから、ということは僕の妹になるってことだし、僕、妹ってどう接したらいいか分かんなくてね。結果初めにあった感じそのままできちゃった」


「……………よ」


「えっ?なんだって?」


「…てめぇややこしいんだよ!!なんだよ!話するの苦手なのかな?でも、俺の兄になる人だし…どうしよう?とか思って接し方考えてた俺が馬鹿みたいじゃねえかあ!!」


そしてアッシュさんの脛を思いっきり蹴りつける。アッシュさんが声をを上げ、あまりの痛さにうずくまる。いくら、この村最強の男と言ってもやはり弁慶の泣きどころは弱点らしい。


「いいか!アッシュ!今日からそんな似合ってもない意味不明な硬派キャラは捨てて、普通に接しろ!いいな!ほら分かったら返事しろ!」


「えっ…ちょっ…ミズキちゃん!?いぃ!?分かったから!分かったから!だからその振り上げてる足やめて!!」


そしてアッシュさんは懇願する。そして、二人顔をあわせると2人とも笑う。


「僕、さっきも言ったけど妹って初めてでね。ミズキちゃんこれからもよろしくね!」


「おr…私も多分兄ってのは初めてな気がするから…まあ、さっきのは許してやるよ。私の方こそよろしく…あ…アッシュ…お兄ちゃん……っ!」


やっぱり恥ずかしい。あまりの恥ずかしさに顔を見られないよう顔を逸らす。するとアッシュさんが俺の頭を撫でる。決して不快てばない気持ち良い感覚に身体が包まれる。


「じゃ、帰ろっか!」


「うん!」


そして俺ら2人は宿へ向けて歩き始める。




この日を境に俺は積極的に村の人たちとも関わろうとした。俺が襲われたことを心配してくれてた人がほとんどで本当に愛されていたんだなぁと実感した。










「あっ!ミズキちゃんこんにちは、今日はどうしたの?」


あれから数日後俺は騎士の駐屯地を訪ねていた。


「えっとね…ほんとはもっと早く渡そうと思ってたんだけど…なんか照れくさくって…。はいっ!これっ!」


そして俺は以前買っておいた灰色のリストバンドを渡すと、ダッシュで駐屯地を出る。









アッシュが袋を開ける。そこには灰色のリストバンドと1枚の便箋



"アッシュさんいつもありがとう。アッシュさんは私の最高のお兄ちゃんだよ。これからもよろしく"





「ふふ、ミズキちゃん僕の方こそだよ、妹になってくれてありがとう。これからもよろしくね」


アッシュの言葉は風へと消えていった…






お読みいただきありがとうございます。


最近の生活が寝て起きて食べて寝るのようなニート生活を送っている作者です。ニートじゃ無いですよ!春休みなだけです!


ということでこれで完全に第1章は完結ということになりました。次回からはミズキちゃんと黒頭巾ことクロノさんが中心に舞台を闇の国に移して展開していくつもりです。一章のエピローグの後書きでも書きましたがこれからは少しシリアスが入ってきます。苦手分野行かせてもらいます!


さて、明日からはできれば1日1回とかの更新ペースにして、プロットを貯め込みたいなあとか、考えてる作者ですが、一体どうなるのでしょうか?あいどんとのーです。


誤字脱字にはできるだけ気をつけおりますが発見しましたらご報告いただけると嬉しいです。

感想も常に全裸待機で待ってます!


では、

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