目覚めと出会い
「人間なんて信じられない。」
大雨の中、震えながらこの言葉を発した。
母の形見である、ペンダントをにぎりしめた。
頭がクラクラする。ふっとまわりが真っ白になって意識が遠くなっていった。
ザーザーと雨が降る中ペンダントが光った気がした。
ここはどこ…?
パチッと目がさめた。
私はベットに寝ていた。
ここは小さな部屋で雨漏りしそうなほどボロボロだった。
私はここに住んでいるのか。
分からない。
自分の名前も。
ベットに座って考えているとガタガタと大きな音がした。
窓を見てみると白い羽がふわりと落ちていた。
羽を拾おうと窓を開けてみると声が聞こえてきた。
「誰かー助けてくださーい!!」
驚いて下を見たけど誰もいない。
まさかと思いつつ上を見上げる。
すると白い物体が降ってきた。
「なっなにこれ!」
白い物体が部屋の中に入ってきた。よく見るとフクロウの形をしていて血がでているようだった。
急いでテーブルにあるティッシュで止血したがティッシュには一滴も血がついていなかった。
数分後目を開いたフクロウは立ち上がった。そして…
「いやーありがとうございます!助かりました緑様!」
!!
「緑様を探していたとき、焼き鳥屋がありまして仲間があのような姿になっていると心が痛く、意識を失ってしまいまして…」
「なっなんでしゃべって…」
フクロウがいきなりしゃべりだして思わず口をパクパクさせてしまう。
「えっなんでってそりゃあもちろん、僕が緑様の使い魔だからですよ。」
「はいーーーー!?」
こうして不思議な生活が始まった。
「この世界を俺のものにし、あいつを探し出す!」
真っ暗な色があたり一面を染める。
木の上に上り街の明かりを見ながら少年はつぶやいた。
初めて小説を書きました。
面白くてドキドキしてワクワクしてカッコよくて楽しめる
小説を作っていきたいです。
読んでくださった方ありがとうございます!