ローラシア大陸
意外と強がった私は生き返る前の事を考えていた。
私は魔法使いだったはずだ、そして魔法の無い世界で生活していた、古武術こそしていたが、人間の限界を超えるわけでは無い。
今は………人間の限界を超えて居る、魔法使いの肉体的な弱さは無いのだ。
変身こそ出来るが初めて自分の強さを肌で感じる事が出来た。
仲間も強がった。ミケちゃんの速い動きに付いて行ける者などホトンド居ないはずだ。
キノコの能力にも期待が出来る。
お父様が残してくれた他の仲間を探すべきか?
テレサ「ねえ、私たち以外のモンスターを体に入れた戦士ているの?」
ミケ「居るニャン、逢いたいのかニャン。」
キノコ「悪魔との戦いに備えてホトンドは暗黒大陸沿いに居ます。」
テレサ「ここはどの辺り?」
キノコ「ローラシア大陸の西です。」
テレサ「暗黒大陸を挟んで西のローラシア、東のゴンドワナで良いかしら。」
キノコ「はい、今僕たちはローラシア大陸の端に居ます、お父様が戦争を避け安全な場所に秘密基地を作りましたので。」
テレサ「大陸の端と端に別れてるて事ね。」
キノコ「そうです、詳しい場所は分からないですが。」
ミケ「探せば良いニャン、簡単な事だニャン。」
テレサ「そうね、行かないと始まら無いは。」
キノコ「待って下さい、どれだけ距離が有ると思ってるんですか?」
テレサ「サア???」
ミケ「知らないニャン。」
キノコ「六千キロですよ六千キロ、普通に無理です」
テレサ「なら、どうやって行ったの?」
キノコ「軍用の特別な船などです、今の僕たちでは乗れませんよ。」
「誰が敵か分からない今、捕まるかも知れないですし。」
ミケ「歩いて行けば良いニャン、キノコは色々考え過ぎニャン。」
テレサ「バレない用にしたら良いのよ、私たち死んだと思われてるはずでしょ。」
テレサ「とりあえず、大きな街に行けば何とか成るわよ。」
ミケ「そうだニャン。行くニャン、キノコ案内するニャン。」
キノコ「旅の準備も必要です、せめて準備だけでもしなくては。」
ミケ「任せるニャン。」
買い出しに出かけた、色々な店を周り品物と値段を覚えて安い店で買うのだ
キノコ「この店にしましょう。」
その店は、確かに安い、品物も良さそうだが………
店主が凄く美人な上に、エキゾチックな洋服なのだ。
開く言えば水着の用な服だ、民族衣装なのかも知れないがキノコが選んだ床に違和感がある。
ミケ「確かに安くて良さそだニャンだけど…」
ミケも同じ事を考えてた用だ。
店主「お客さん、この値段でこの質なら他に無いよ、みくらべて来ても良いからさ。」
「その間に売れて無いかも知れないけど。」
テレサ「確かに良さそうね、買いましょうか。」
ミケ「それが良さそうニャン、店と言うよりキノコが信用出来ないだけニャン」
キノコ「酷いな~~~」
キノコ「直ぐ使える用にして下さいね。」
店主「直ぐ使うのかい?あんたら旅でもする気かい?」
ミケ「そうニャン、旅に出る所ニャン。」
店主「どちらに行くんだい?」
テレサ「街を目指す予定です。」
店主「あんたら、剣まで携えて旅をするて事は戦士かい?」
ミケ「戦士だニャン、キノコは奴隷だニャン。」
店主「(笑)私も若い女の1人旅だ、良かったら一緒に行かないか?」
「食い扶持位は面倒を見るよ、丁度護衛を探してたんだ。」
キノコ「悪く無い提案ですよ。」
ミケ「確かに悪く無いかも知れないニャン。」
テレサ「護衛ですか?」
キノコ「旅に不慣れな我々には、またと無い提案ですよ。」
なぜかキノコは目的が違う気がするが、並々ならぬ情熱におされて護衛をする事にした。
テレサ「この辺りは、護衛が居るほど危険なの?」
キノコ「それは、僕たちの感覚です。普通モンスターを瞬殺など出来ませんから。」
最もな意見だ、キノコでも一応戦士だし私やミケちゃんが強過ぎのかも知れない。
店主「女性の護衛は貴重ですからね、私の用な者にはバカな気を起こす護衛も居ると聞きますし。」
「契約書です。」
護衛契約は、食事と宿の保証と護衛1日辺りの日当、途中倒したモンスターは買取してくれる、盗賊にかかる賞金は私たちの物だ。
コレは、私の時代でも同じ用な物だったので納得した。
テレサ「どう、悪く無い契約書だと思うけど。」
キノコ「大丈夫です。」
ミケ「私たちには、悪く無い条件ニャン。」
店主「なら契約成立ね、私はナウシカよ宜しくね。」
テレサ「私がテレサで、こちらの可愛い子がミケちゃん、今荷物をまとめてるのがキノコ君です。」
「ナウシカさん、宜しくお願いします。」