おっさんとの別れ
テレサ「あたた達どうするの?」
負け組「俺たちではこの階では稼げそうに無いから、上に戻る積もりだ。」
ミケ「そうした方が良いニャン、この階稼げるどころか死ぬニャン。」
「上に行く方が良いニャン。」
負け組「ああ、そうさせて貰うよ。」
「少ないがコレはお礼だ取っておいてくれ。」
テレサ「悪いわね。」
「上に行くなら、足手まといのおっさんも連れて行ってくれる。」
おっさん「オイ、オイ、嬢ちゃん方それは無いだろ。」
ミケ「おっさんこの階で死にたいのかニャン?」
おっさん「まあ、そうなんだがな。」
「俺は、安全に帰る自信も無いぞ。」
テレサ「新しい仲間が、後ろに居るじゃ無い。」
「帰りながら多少稼げるわるわよ。」
負け組「俺たちも、腕のたつ仲間なら歓迎するよ。」
おっさん「わかったよ、そうさせて貰うよ。」
テレサ「それが良いよ、私達に付いて来るには実力不足だったね。」
「バイバーイ。」
ミケ「バ~イだニャン。」
私達は、足手まといのおっさんと別れた。
情報も無いし、情報収集の明らかな邪魔になるおっさんと別れた事で随分スッキリとした。
テレサ「邪魔が居ないと戦闘も楽ね。」
ミケ「ずっと実力を隠す戦いは疲れたニャン。」
テレサ「この階には、Mの組織の戦士は、居ないみたいね。」
ミケ「見かけ無いニャン。」
「もっと地下に潜るニャン。」
私達は、更に更にと地下に降りて行った。
地下50階、明らかに雰囲気が違う。
壁や床に強化魔法がかけられ普通の者には破壊困難になっている。
その壁に破壊された後がそこかしこに有るのだ。
迷宮の自然回復で一週間もすれば、直るのだがこの階のモンスターや傭兵はこの壁を破壊出来る力が有るのだろう。
ミケ「少しは強いモンスター居ると良いニャン。」
テレサ「まだこの階には居ないと思うよ。」
ミケ「傭兵が戦ってるみたいニャン。」
「見に行くニャン。」
テレサ「アレがMの組織に関係してる戦士かな?」
ミケ「私達とは違うけど確かに人間では無いニャン。」
「普通の人間よりは、強いニャン。」
テレサ「その割に押されてるね。」
風を纏った狼形モンスターと戦う傭兵は、全身を覆う鎧を着込んだ重装備で動きが遅く、モンスターの素早い動きに翻弄されている。
4対4の戦いで円陣を組む傭兵に対し周りを走りたから波状攻撃を仕掛けて居るモンスター。
明らかにモンスター優位だ。
テレサ「Mの組織でも弱い戦士かしら?」
ミケ「そうだと思うニャン。」
「でも、地下で見たのもこの位の強さだったと思うニャン。」
テレサ「お父様の戦士を敵に回すには、力不足ね。」
「ますます、わから無いわね。」
ミケ「あの戦士、暴走しそうニャン。」
テレサ「周りの戦士も気付いたみたいね。」
「暴走すると完全なモンスターになるのよね?」
ミケ「お父様の話しでは、戦士の場合はニャン。暴走したら、心がモンスターに乗っ取られて体もモンスターに成るニャン。」
「そしたら人間には戻れ無いニャン。」
ミケ「暴走したら、モンスター以上の強さと人間の知恵を持つ最悪のモンスターに成るニャン。」
ミケちゃんの話しを、要約すると。
戦士は2段階の変身を経て暴走すると、更に3段階目の変身をして、心も体もモンスターに成ってしまう。
当然強さも変身するたびに強く成り、人間の知恵を持つた最悪のモンスターに成る。
お父様の戦士ではまだ数例しか暴走はして居ないらしい。
テレサ「暴走したらマズいわね。」
ミケ「私達で仕留めるしか無いニャン。」
「元が弱いから仕留めるのは出来ると思うニャン。」




