表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

71/92

四章二話ブレイブダンジョンのラスボス④




◇◇◇◇◇



見事な四頭身、

短い手足…


痩せても尚、小太りな容姿。

目は分厚い瞼で埋まり、

鼻は豚のそれだ。


キャラとしては、

ヘタレがこの上なくお似合いのイル。


しかし…


今のイルからは、

不思議な気配が漂っていた。


「ふう…

止めろ、と言われましても…

言っときますが、本当に僕…

今は…

チカラが無いんですけどね?」


続けてイルは言う。


「ずっと、ここに来て

決着を付けたかったのは確かなんですが」


今までのイルとは…

何かが違う。


…だが、

リーンはむしろ、そんな彼を

懐かしむように、応答する。


「ここに来て…

どうするつもりだったのだ?」


「奴を始末する…」


水晶に封じられている

人影を真っ直ぐに睨みながら

イルは物騒にも呟くが…


「…なんて!

今の僕には無理です。 

なので…

リーン様に手伝って貰って…

奴が持ってるプレートと、剣だけでも

入手したいんですよね」


「計画性が気薄だな!

しかし…

良かろう!

協力してやろうぞ!」


リーンもまた、水晶をしっかりと

見据え、杖を構える。


「して?策は?」


今までのイルでは、考えられないような

流暢な仕草で剣を構えながら

静かにリーンへ問う。


「一瞬でいい、奴を…止めろ!」


その言葉を聞き、

弱気のイルがまた

顔を出しそうになったところを、

リーンは不敵に頬を緩め、

追加の言葉を発する。


「アーファ。

…あのドワーフの少女から譲り受けた

アイテムがあるだろう?」


あのペンダントか!


思えば…

リーンは旅の各所でドワーフ族から

貴重なアイテムを譲り受けてるのだった。

アーファとの出会いも、

運命的なものだったのかもしれない。


キラリとリーンの手から光る物が

宙を舞い…


そしてイルの手へ

アーファから譲り受けたペンダントが渡る。



◇◇◇◇◇


(ブレイブダンジョンのラスボス⑤へ続く)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ