1つ目の成長点
「ッオス」
「うん」
「そうだよ」「ちがうよ〜」
「あぁ〜」
このくらいで学校での会話が終わる
ぼくは陰きゃだ。
それは別に変なこととは思わない
人並みに友達は欲しいし
周りの人の会話を横から聞いていて共感することもある。
そんな時話しかけてみようと
何度も思った。考え続けてきた。
でも
人に拒絶されることが
恐い
ひたすらに怖い
その場に立つのもくるしいほど、こわい。
だから
今日も
いつもみたいに
ひとりで
いるだけ
だとおもっていた
なのに
教室の前方にあるドアの近くでたむろしていた男子数人のそばに白い布のようなものは棚引いていた。
思わず二度見した。それは廊下から端をヒラヒラさせているかと思うと、
スッッル ッ
と教室の中央に流れ込んだ。
そして同じドアからまたすごい速さで流れ出ていく時「ぇうぅえっ!」と私の口から声が漏れた。
先ほどドアのそばにいた男子の一人、小枝木がドアを通っていた。
この速さだとぶつかるっ
と思った私だったがそれは杞憂に終わり、白い布は男子を避けて通り過ぎた。
ほっとしたのもつかの間
ガコンッ カッ カカッ
思わず反応していた私の体は机を前に押し倒し
床と激突した机は教室の中に大きな音を響かせた。
「ぇ〜 なにぁをにしたぉ
ぇでそれっtぅ〜〜 ぃsこ
〜ぁ それで」
視せんがぼくにあつまるのを感じて、まわりの音がにぶく頭のなかにひびくようだ。
「〜ぅ〜〜ぉ〜おぉーい、きぃこえてるぅ?」
あきらかにこちらを心配してるとは思えない口調で陽きゃ男子が話しかけてくる。
「ん、ぁあぁぅん」ようやく振り絞ったへんじはぶざまなものだ。
「あ、あのさっ
さっきっ
はいってきたのって
あの、なにかなっっ」ききたいことを伝えられた点はひょうかしてほしい。
「ん?」何言ってるのか分からないという顔をこちらに向けてくる。
言葉が聞き取れなかったのかと思い。
その日は諦めて 「あの、ごめん」
もう聞かないことにした。
こんなことなら勇気を出さなければよかった。
結局、これから観測していく『それ』を初めてみた日のことをすっかり忘れてしまっていた。