ゆっくり眠ったら公爵家で朝食を頂きましょう
連続投稿は昨日までと言ったな、あれはウソだ。
はい皆さん、コンバンハ、そんなわけで出来ました。
と言うわけでドウゾ。
byタケゾウ
byメル
ぽふん!とした感触が私の頬を包む、パーティでも
抱きしめてくれたメルだけどこの感触は、癖になる。
あ、どうもメルだよ、口調が変わってるけどこちらが素だよ
公爵家に居るんだから少しは、お行儀良くしないと!
今、弟ちゃんと妹ちゃんと、遊び終えて、一緒にお風呂入って寝るところ!
そして三人でエルのベッドに潜り込んだんだけどエルは
グッスリ眠ってるんだよね。
双子の二人は何故か私とエルの背中に張り付いて
ベッドに入ってから直ぐに眠っちゃって、オナラしたらどうなるんだろうか。
なんて考えて、あ、やらないよ!これでも淑女だからね!
淑女、淑女、ブルブル先生怖い、以前エルの王妃教育に
何故か連れて行かれて、エルと、一緒に淑女教育受けたんだ。
エドウィン先生に!初めて会ったんだけどオーラ半端なかった
そこでビシバシしごかれて王族と合っても問題にならない位に扱かれたんだ。
後からオヤジ、ゲフンゲフン!父様から頼まれたって言われて、全く余計な事を
そう言ったらニッコリ笑って更に扱かれて。
私の母様と仲良かったらしくて彼女の娘さんですからね
て微笑まれてタップリ扱かれました。
ブツブツ怖い怖い言ってたら「怖く無いよ」てエルが抱きしめてくれました
起きてるのかな?って思ったけどグッスリ眠ってるみたい。
寝言で「メル」って、囁いてくれて!あぁもう「エル大好き」
二人でこれから頑張ろうね!おやすみ…
GUUUUUUUUU、お腹が空きました、あ、いきなりですいません。
改めまして公爵令嬢エルノオーラです。
何か良い夢を見た様な??
はい、おはようございます、昨夜は、あの騒ぎのお陰で
疲れてしまいました。
まともに夕飯を食べず眠ってしまいました。
色々気にかかる事がありますが、まぁ取り敢えず
起きましょ「アン!!」・・・失礼しました。
変な声が出てしまいました。
先程から布団の中でモゾモゾと胸を弄られていまして、全くもう
右左の胸を好きにしてくれてます。
これでは起き上がれません、うん?変ですね?メルさんが私に
抱きついて寝るのは何時もの事ですが他にも、お腹に重みが有ります。
これでは手も出せません、あ、ノックの音です。メイドさんです。
幼い頃からお世話になっているユニーさんです。
ガチャ、音がして扉が開きました。
私達の寝ている姿を見て
「アラアラー、とっても素敵ですわ~キマシタワー」
開口一番そう宣います
「ユニーさん、そんなこと言ってないで、助けてください
体全部が動かないです」
本当にこの人は、転生者じゃ無いですよねっ!
「ちょっと勿体ないですけど、仕方ないですね、どれどれ~
そいやー」
そう言ってメルさんの胸を掴んで、起こします。
「ひぃあああああああやああああ」
「うーん、とってもいい悲鳴ですが、色気がありませんね~~」
全く、こうなることは分かっているのに、なんでこの人は
起き無いんでしょうか。
「うに~~」
あ、お腹でもぞもぞ動いてます、これは末の弟のエスターですね。
ポテン、あ、何か落ちた音です、末の妹のアローザですね
どうやらメルさんにしがみついていたようです。
落ちたにもかかわらず、ぐっすり眠っています。
この二人は三歳です、メルさんと私にはよくなついてくれているのですが
エリオのことを嫌っているみたいです。
エリオも一生懸命、好かれよう頑張ってるみたいですけど。
効果は芳しくありません。
昨日の事もあり、さらに嫌われたようです
昨夜もメルさんと私にまとわりついて遊ぼうと言ってきました。
流石に断るとショボンとしていたら、メルさんが私と遊ぼうと言ってくれて
ついでにエリオが僕も居るよとアピールしたのですが
プイってされてガックリしてました。
なのでちょっと嗜めたのですが、二人揃って
「姉たま、虐めたから、や!」って言われて、リアルにorzを決めていました。
まぁ、あとからメルさんに、「そんな事言わないで!エリオ君も反省してるから」
なんて言われて渋々と従っていました。
まあそれは良いとして、早く起きないと、いけませんね。
メルさんはユニーさんに抗議をしています。
「いきなり、おっぱい掴むのは、イケナイと思います」
何処かで聴いたセリフですが、
しかし「伯爵令嬢が、おね坊さんはいけません、エドウィン先生
に言いつけちゃいますよぉー」とサラリと返されて
「 yes mam 」そう言ってメルさんは慌てて支度しようとしています。
エドウィン先生とは、王宮で王妃教育をしてくれた先生で、とても厳しい
先生です。
なぜか知りませんけど、メルさんも一緒に三か月ほど教育を一緒に受けました
どうやら、メルさんのお父さんが国王様に頼んだようです。
そんなわけでメルさんもエドウィン先生が苦手です。
それより今日の朝はなんでしょう、あ、メルさんがいます、メルさんは家に来るたびに
何か、おいしい魚介類を持ってきてくれます。
私が考えている事、ユニーさんが察してくれたようです。
「朝食は~ご馳走ですよ~」
その声を聞いた途端、二人はパチッと目を覚ましました。
二人声を揃えて、「「姉様おはようございます、では、お席で」」
普段は舌ったらずなくせに、ずいぶん流暢に喋りました。
そして、さっさかと部屋を出て行きました、苦笑を浮かべてしまう私です。
ご馳走、それはメルさんが、以前にも持ってきてくれた甘海貝です
甘海貝から、出汁を取りスープを合わせるととんでもなく
美味しくなります。
スープとパンとサラダ、これだけで十分なんです。
初めて、これが出たときから、我が家では朝のご馳走と言われています
弟妹、二人とも、初めて食べた時は美味しくて泣き出してしまったほどです。
もちろん父様も母様もこの味に夢中になっています。
シェフも、初めて食べた時から研究を重ね更に進化しています。
今日はどんなスープでしょうか、とても楽しみです、お腹も空いてますからね。
さて「ユニーさんお願いします」私たちも行くとしますか。
「お着替えですよう~、覗いちゃだめですよーう」
締まりませんね! !
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
え~~、思わず人差し指で額をぐりぐりと動かしてしまいます。
メルさんに至っては、見て見ぬふりをしています、ですが無理があるでしょう
目の前にいるのは、そうそうたるメンバーです。
何故、我が家の朝食の食卓に、このメンバーが居るのでしょうか。
まずは国王様と王妃様、父様と同じ公爵であるエルゴ公爵。
他にも四名の方、伯爵侯爵子爵男爵、その奥方と子供たち。
地方でも絶大な地位を持つ方々です。
いえ、よくよく見てみれば、この方たちはメルさんのプレストライト領へ
行く通り道の領地の方々です。
メルさんは、首を振りながら、何とか皆さん方に挨拶をしました。
挨拶を鷹揚に受け止める方々です、どうやらメルさんには馴染みの方々らしいです。
父様からも挨拶があり、もちろん私も淑女の挨拶をして食卓につきます。
時折、お腹がクークー鳴って聞こえないかと不安になります。
皆様の席について、そして周りにはずらりとメイドたちが並んでいます。
この方たちは、おかわり要員です、スープやサラダやパンを
すぐに渡せるように待機しています。
テーブルの上からは美味しそうな匂いが漂っています。
今日はポテトのスープですね、見たところ具は何もありません。
シェフの心意気が見えます、味で勝負ですね。
我が家以外のメンバーは朝食を見て、驚いているようです。
一見質素に見えますが、これが我が家のご馳走です。
「食べればすぐにわかりますよ」父様は皆にそうおっしゃりました。
そして食事の挨拶が終り、皆食べ始めました。
最初はゆっくりと、そしてだんだん早く。
「誰が!私のスープを!飲んだのだ!・・・・あ、いや失礼、私だ
意識が飛んでしまった」
男爵が、そう言いましたが、すぐに恥ずかしそうに、お詫びを入れます。
ついつい笑ってしまいました、他の家族もです、皆、同じ事やりましたから。7
ですが、すかさず近くにいたメイドが、新しい皿を差し出します。
男爵はすぐにスプーンを入れ飲み始めます。
メイドにサラダもどうぞと言われちょっと考え込んでサラダに
フォークを突き刺します。
そして今度はスープそっちのけでサラダをパクつき始めました。
サラダには、首締さより、の身が入っています。
この魚も、顔が獰猛な顔をしていますが、その味は、素晴らしいのです。
白身魚ですが、サラダと合わせると抜群です。
それを見てメイドは今度はパンにサラダを挟んだり
して食べるとおいしいですなどと、世話を焼いています。
声を出したのは男爵だけですが、他の方々も同じような感じです。
むろん私も、一生懸命食べています、美味しすぎます。
何回か、お変わりして、やっと落ち着きました。
最後に甘いコーヒーが出てきて、食事が終わりました。
少し落ち着いた後で、国王様は言いました。
「いや、随分前から、家の朝食は美味いと自慢されてな
ぜひ食べてみたかったのだ。ふふふ、もう少しすれば
普通に食べれるようになるんだな」
そのあと、すぐにお城に帰られました、他のみなさん方もです。
本当に朝食を食べに来ただけみたいです。
下の二人は、わかってないようでしたが。
さてさて、私たちも登城の支度をせねばなりません。
なぜか知らないのですが、会議に参加するように
言われています。
これから、お父様とメルさんと一緒にお城に行きます。
はい、いかがでしたでしょうか。連続投稿は
本当にこれで終了です。
読んでいただいて有難う御座いました
byタケゾウ