あーくんの1日 1話
ぜひ僕の小説を読んで楽しんでください
カキカキカキ…
やっと宿題終わった〜
英語の先生から出された鬼のような宿題が終わって、僕は背伸びをする。
時計の針は既に夜の12時を過ぎていた。
宿題疲れたし、ちょっとだけどう森してねーよおっと。
部屋の奥の方に眠ってるニャンテンドースイッチをとりに行こうとすると、携帯の電話が鳴った。
テレレレレレレー♪ テレレレレー♪
だれだよこんな遅くに。
あーくんは不機嫌になりながらも電話をとる。
『はい。あーくんです。』
・ ・ ・
努めて明るい声で電話に出たが、返事はない。
僕は間違い電話かなっと思って電話を切り、またニャンテンドースイッチの方に向かう。
テレレレレレレー♪ テレレレレレー♪
しかし、また電話が鳴る。
「また電話かよ。うぜえなぁ」
ボヤきながらもまた電話をとる。
『はい。あーくんです。』
『今から鼻くそほじるよ!』
ガチャン!!
僕は混乱していた。
何だよ。急に鼻くそほじるよって。
勝手に鼻くそほじっとけよ。
はぁー。
思わずため息が出た。
テレレレレレレー♪ テレレレレー♪
はあ。どうせまたいたずら電話だろ?
僕はうんざりしながらも電話をとる。
『はい。あーくんです。』
『あのーすみません。さっきの電話どっちともいたずら電話です。』
なに?いたずら電話?そんなこと言われなくてもわかっとるわい。
『あっ、そうですかー。いたずら電話迷惑なので、できればやめてください。それじゃあ。』
僕はヤツが興奮しないように、出来るだけ優しく言って電話を切ろうとする。
『あっ、待ってください!』
指がもう少しで電話を切るボタンに触れようとするとき、叫ぶ声が聞こえた。
仕方なく、その声の続きを待つ。
『ご報告したいことがあります。2回目に電話した後に今年一番大きな鼻くそとれましたぁー』
ガチャン!!
今日も虚しい1日であった。
読んでくれてありがとうだお