孤独
あなたは、家族を大切にしていますか?
あなたは、今幸せですか?
私は……
「杏菜!起きなさい!!早くゴミ捨てなさいよ…全く使えない子なんだから…」
「夢か…」
私の名前は、杏菜。名字は、親が離婚して変わったからあんまり名乗りたくないけど…。
「早くしなさい!!」
この人は、私の母親。お父さんに出ていかれて昔より私に当たるようになった。
私の母親は、再婚した。私の妹も出来た。
「全く~アンタが居るとしのちゃんに悪影響だから、早く学校に行きなさい!!」
これは、お母さんの口癖。私の妹、詩乃愛が可愛いから私がじゃまだって…。
「あの、お母さん…集金…。」
「集金?あんたに出すお金何か無いけど?」
私は、あきれたので学校に行く事にした。
「行ってきます…」
今日もいってらっしゃいの声は無い。いつもの事だからなれたけど、さすがに私も悲しいとは思う。
「あら、杏菜ちゃん!朝からお手伝い?偉いわね~」
この人は、近所の村田さん。私がよくお世話になった人だ。
「はい、朝から母が押し付けてきたもので…」
そう言うと、悲しそうな顔でおばさんが
「まだ、虐待受けてるの?本当のお父さんとは?連絡付きそうに無い?」
心配性なおばさんは、いつもきにかけてくれている。
「大丈夫ですよ!慣れっこですから…」
そう言って、おばさんと別れた。