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Story1:はじまり

訓練校に入校したばかりの青年たちを最初に待ち受けていたのは「適正戦闘職判定」である。気の毒な訓練生たち…なんとこの試験は、何も知らない訓練生にいきなり剣を振るってみろとか魔術を使えとかいう、むちゃくちゃな試験なのだ。具体的に何をするのかというと、訓練生たち一人一人に最も合った戦闘職を、教官が見出すのである。剣やら魔術やらを使う事もままならないのにどうやって見出すのか、と思うかもしれないが、熟練した教官ともなれば、彼らの動きを見ているだけでその適正を見抜く事ができるという。


───この男、デイト・ケイフォードも訓練生のひとりである。緊張した様子もなく至って冷静な、無表情な顔をしたまま剣を構え、振るって見せた。周囲にどよめきがおこる。教官の一人が立ち上がって、拍手をしながら言った。

「お前は、素晴らしい剣の才能を持っているな。これからここで剣術を学び、鍛錬するといい」

剣を持っているだけで何一つできない者もいる中で驚くほど鮮やかな剣捌きを見せた彼の存在は、訓練校全体に瞬く間に広まった。


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