表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

限定食

作者: 聖魔光闇

自分で言うのも何ですが、Lv.落ちたのかなぁ……と。

 人の肉は食べてはいけない。

 犬の肉も食べてはいけない。

 猫の肉も食べてはいけない。

 牛の肉も食べてはいけない。

 豚の肉も食べてはいけない。

 鳥の肉も食べてはいけない。

 魚の肉も食べてはいけない。

 猪の肉も食べてはいけない。

 虎の肉も食べてはいけない。

 象の肉も食べてはいけない。

 そもそも、動物全般の肉を食べてはいけない。

 そう決められた。決めたのは僕の母。

 理由はわからない。けれども、一つ例外がある。食べてもいい肉がある。それは、食べたくても、かなり勇気が必要だけど。


 人参は食べてはいけない。

 大根も食べてはいけない。

 牛蒡も食べてはいけない。

 林檎も食べてはいけない。

 胡瓜も食べてはいけない。

 蜜柑も食べてはいけない。

 若布も食べてはいけない。

 金柑も食べてはいけない。

 西瓜も食べてはいけない。

 冬瓜も食べてはいけない。

 そもそも、植物全般を食べてはいけない。

 そう決められた。決めたのは僕の父。

 理由はわからない。けれども、一つ例外がある。食べてもいい植物がある。それは、食べたくても、手に入る可能性なんて無いんだけど。


 蟻は食べてはいけない。

 蜂も食べてはいけない。

 蚊も食べてはいけない。

 カメムシも食べてはいけない。

 蝿も食べてはいけない。

 虻も食べてはいけない。

 カマキリも食べてはいけない。

 蝶も食べてはいけない。

 蝉も食べてはいけない。

 蛆も食べてはいけない。

 そもそも、昆虫全般を食べてはいけない。

 そう決められた。決めたのは僕の祖父。

 理由はわからない。けれども、一つ例外がある。食べてもいい昆虫がいる。それは、食べたくても、食べる気にならないんだけど。


 椀を食べてはいけない。

 皿も食べてはいけない。

 水筒も食べてはいけない。

 鍋も食べてはいけない。

 靴も食べてはいけない。

 杓も食べてはいけない。

 椅子も食べてはいけない。

 机も食べてはいけない。

 暖簾も食べてはいけない。

 車も食べてはいけない。

 そもそも、家具やら物を食べてはいけない。

 そう決められた。決めたのは僕の祖母。

 理由はわからない。けれども、一つ例外がある。食べてもいい物がある。けれども、家具や物を食べる人がいるのだろうか……。


 そして僕は家を出た。

 あんな決まりの中では生きられないから。そうして僕は普通の生活を手に入れた。食べてもいい物が限られた生活から抜け出して。


 食べてもいいもの……。

 それは、肉なら自分の肉で、植物だったら肥溜め周りの雑草で、虫は天下のチャバネ様。物なら使った後の紙オムツ。

 自分の肉は食べられないし、肥溜めなんて何処にある? しかも、かなりの不衛生。チャバネ様には出会うけど、カサカサいってて気持ちが悪い。こいつもかなりの不衛生。衛生上で最もヤバイ紙オムツ。使用後なんてとんでもない。なによりこれって、産廃なんじゃないですか?


 そういう家族は普通に暮らし、肉も魚も野菜も食べて、普通の食卓囲んでる。

『ねぇ。これって僕、家族に追い出されたってこと? どう思う? 酷くない? ねぇ誰か答えて……。ねぇ答えてよ!!』

 そう思ってしまうけど、僕は現在一人暮らし。友達・恋人募集中……。






想像的には面白そうそうですが、文章への立ち上げ、そして起承転結となると無理がありますね。


お粗末様でした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] お久しぶりです。久方ぶりにまともに作品を読ませていただきます。申し訳ありません。 ストイックと言うにも過激すぎる雰囲気ですね。家を出た主人公も報われていないようですが、不思議とおかしな気分…
2012/11/19 20:06 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ