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第10曲目 休日の出来事
日曜日の朝、オレと七星は遊園地行きのバスに乗るため、静岡駅に行った。
「いやぁ、朝早く来すぎちゃったかな」
「そりゃそうだろ、まだ7時だぞ。お前を起こすのに何十分かかったと思ってんだ」
「おーい、真斗、七星先輩!」
そのとき、爽太郎と京太郎、茂の3人がやってきた。
「うお、京ちゃん!」
なぜか七星と京太郎は仲が良い。
「いやあ、まさかバ鎌田先輩が休日にこんな早く起きれるとは思ってもいなかったですよ」
茂が言った。
「うん?最近の後輩は酷いこと言うもんだなぁ。平日はちゃんと6時に起きてるよ」
「バ鎌田って。それオレも鎌田なんですけど」
「『先輩』をちゃんとつけてるから!」
「というか、こんなに早く来て何するんだよ」
京太郎が言った。
「うーん」
七星は考えた。
「ってか、7時って言い出したのバ鎌田でしょ!何するんだ???」
「ええ、酷い。みんな僕のことバ鎌田って」
「事実、だけどな」
「まな、なんか言った?」
「なんも言ってない」
オレたちは少しどこかで遊んでから遊園地に行くことにした。




