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アレースは人間が嫌いで、太古に人間を滅ぼそうと戦争があったと聞いた、その時魔王との三つ巴になり龍王ルクトの温情により戦いは白紙になり、アレースはタルタロスに幽閉されたと言い伝えられている

「タルタロスってまさか」

アルテナは目の前の人物が実在したのかと震え、汗が止まらず脂汗が出ている様な不快な感覚を覚えた

「僕が居るから大丈夫だよ」

龍王ルクトが微笑んだ、アレースは仮面で良く分からない表情をしているが、黒い霧が首から出ている

「人間などと交わるなど気色悪い、何故魔物は魔物同士と友好にして居ないんだ、人獣提携証明書?何故獣人に襲われる前提なんだ、芋虫並に弱い人間が悪いだろ」

アレースはブツブツと文句を言い、アルテナの髪を触った

「なんだこれ、人間の髪の様だがキャットチーフの毛並みと一緒じゃないか」

「父がキャットチーフなんです」

「なに!!あの愛らしいキャットチーフだと言うのか!何故人間などと、台無しじゃないか」

「君も元は人間じゃないか」

アレースの小言にルクトが提言した、どこかアレースを小馬鹿にした叙情をしている

「アレース様って人間だったんですか!」

「人間だったらなんだ、人間だからこそ人間の愚かさ、汚い根性を知っている、滅ぶべき種族だ」

「いえ!人間も魔物も今は共存を望んでいます」

「共存?そんな事は不可能だ」

アレースの首から更に黒い霧が吹き出し、部屋に立ち込めていた

「共存なんて素晴らしいじゃないか、トウリ、お前何世紀も独り身なんだからせめてもこの子を娶って獣人にも寛容にならなきゃいけないんじゃないか?」

「何故そうなる!」

ルクトがあっけらかんと言うのをアレースは激怒してルクトの腕を掴んだ

「僕と勝負しても君は勝てないよ?」

「そんなのは分かっている!何千年も僕の監視をしているクセに!」

アレースの首から出る霧がさらに濃くなった、その瞬間扉の戸を叩く音がした。アレースの霧が少し薄くなった

「失礼します、また客人です、そのお方のお連れの方とか」

白い人がそう言って通して来たのはジャンヌだった

「お師匠!どうやってここへ!」

アルテナが飛び跳ねジャンヌに飛びついた

「西の果てのエルフ達が隠していた気球船に乗ってきたんだ、見てくれ剣が抜けたよ」

「あの龍は倒したのですか?」

「それが森が突然動いて、龍に根を貼り生命を吸い取ったんだ、あれは圧巻だったよ」

「?どういう事なんですか?」

「戻ったら見てみるといいよ、それより、神々よ突然の無礼失礼仕った」

ジャンヌが深々と頭を下げた、その顔は青白くアルテナと同じ様に脂汗をかいている

「迎えが来たかい、あっという間だったね」

ルクトは嬉しそうに手を打ち、アレースはジャンヌの元に歩み寄ってきた

「お前、僕の剣の匂いがするね」

アレースがジャンヌの頭を間近に嗅いだ、ジャンヌは小刻みに震えている、ルクトも歩み寄ってきた

「良いじゃないか剣を使ったかどうかなんて、君が勝手に禁忌にしているだけじゃないか」

「いや、あの剣を使う者は何びとたりとも許さない」

アルテナは不安そうにジャンヌの裾をつかむ、心做しかその手は力づよく一層不安を掻き立てた

「師匠、剣を使うとは?」

「アルテナは知らなくて良いよ」

その瞬間タルタロスが大きく揺れた、それぞれ踏ん張る程の揺れで事態を飲み込めなかった、2度目の揺れで外壁が壊れ、正体を表した

「ヘラクロスだ」

巨大な人型ロボットだ、太古の戦争で人間達が作り上げた機械人形である、西の国が先進国で積極的に作ったと言い伝えられている。その集団の名をヘラクロスと言う

『アレース!!今日こそ息の根を止めてやる!!』

スピーカーから大音量で怒声が聞こえた、アルテナは耳がいい為不快音に聞こえ耳を手で抑えた

「やれやれ毎日飽きないね」

「ヘラクロスどもはどうしても僕を討ち取りたいんだろ」

タルタロスに乗り込もうとするロボットをアレースはデコピンで落とした、必死にしがみつくヘラクロスのロボットは負けじと肩からロケットを発射し、タルタロスに何発か当たった

『お前ごと撃ち落としてくれる!』

「やってみなよ」

そうこうしていると他のロボットもタルタロスに何体かしがみついた、腕から銃を乱射している、アレースは怯むことなく次々にパンチを食らわし風穴を開けて行った

「帰りおくって行こうかい?」

ルクトがなんて無い様にアルテナ達に聞いてきた、余りの事に唖然としていたアルテナはジャンヌを見てまた前を向いた

「なにかお手伝い出来ますか?」

「んーありがとう、でも危ないからね、帰った方が良いよ」

ルクトはそう言うとアルテナの手を取り歩き出した

「ところで君は小人病かい?」

ルクトはまっすぐアルテナの目を見ながら突拍子もない事を言い出した

「え?いえ年齢相応だと思うのですが」

「いくつなんだい?」

「50です、キャットチーフが200歳が寿命なので妥当かと」

「んーでも君人間とハーフ何だよね?だとしたらもう大人じゃないとおかしいよ」

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